韓国の国家情報院が、北朝鮮がロシア派兵のために特殊部隊を移動させていると発表。韓国軍は拡声器でこの情報を北朝鮮住民に伝え、心理戦を展開中。北朝鮮の軍事動向が地域の安全保障に影響を与える可能性が高まっています。
北朝鮮がウクライナ戦争に地上軍を派遣することを住民に知らせていない中、韓国軍の心理戦団は拡声器を用いてこの情報を北朝鮮側に伝えました。
この行動は、現代戦における認知戦や心理戦の一環とされています。
韓国の「自由の声」は、ウクライナのゼレンスキー大統領が北朝鮮軍の存在を確認したとの報道を伝え、北朝鮮軍がロシア軍に編成される可能性や、北朝鮮の兵士が死亡したことなどを報告しました。
また、ロシアのウラジオストク地域に北朝鮮人が到着したとの情報もあり、韓米情報当局は北朝鮮からロシアに移動した軍人に大規模な戦闘兵が含まれていると考えています。
北朝鮮当局は、労働新聞などを通じてこの状況を住民に伝えていないため、韓国軍の情報流入は特に重要です。
北朝鮮将兵は、実際に派兵される可能性があることを知ることで心理的動揺を引き起こす可能性があります。
国家情報院は、北朝鮮が特殊部隊員約1500人をロシアに移送したことを確認し、最精鋭部隊である「暴風軍団」が派兵される見込みであるとしています。
このように、北朝鮮とロシアの間で進行中の軍事協力は、地域の安全保障に対する新たな懸念を生じさせています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/fefa99e66b00a09aa14623728834b349917dd47f
北朝鮮のロシア派兵に関するコメントは、様々な視点からの意見が寄せられていました。
まず、北朝鮮兵がロシア派兵を利用して脱北を試みる状況が報告されており、何人かの兵士がウクライナ前線から逃亡し、韓国大使館の管理下に置かれているという情報がありました。
これにより、北朝鮮兵の中で脱北を考える動きが広がっていることが伺えました。
また、北朝鮮への情報流入が進んでいることや、対北朝鮮放送の効果についても言及されており、体制崩壊のリスクを指摘する声もありました。
さらに、派兵された兵士の士気が低いと考えられ、国民には極秘で行われている派兵の実態が驚きを持って受け止められていました。
兵士たちの将来に関しては、戦死や捕虜になる可能性が高く、どの選択肢も報われないという悲観的な見方がありました。
ロシアと北朝鮮の相互軍事援助の関係についても、いざという時にロシアが北朝鮮を助けてくれる保証はないという不安が表明されており、北朝鮮兵がロシア軍の弾除けとして扱われる可能性も指摘されました。
こうした状況は、両国の利害関係の複雑さを浮き彫りにし、韓国との心理戦の影響も考慮されていました。