日本の首相は権力が集中する一方、石破茂首相は党内基盤が弱く、リーダーシップに疑問が持たれている。過去の派閥政治からの変化も影響している。
石破首相は少数与党を率いて30年ぶりの決選投票で選出されたものの、党内基盤の弱さが指摘され、かつての「一強」とは程遠い立場にあります。
このため、外遊先での行動がSNSで批判されるなど、彼のリーダーシップが疑問視されています。
政治学者の中野晃一氏は、自身の著書『ざっくりわかる 8コマ日本の政治』の中で、日本の首相はしばしば交代が激しく、そのために「弱い」とされてきたと指摘しています。
過去には「竹下派支配」と呼ばれる時代があり、当時の首相は派閥の力に依存していました。
これにより、首相がリーダーシップを発揮できない状況が続いていました。
しかし、冷戦終盤以降、行政改革が進められ、首相官邸の機能強化が図られました。
特に、中央省庁の再編や小選挙区制、政党助成制度の導入が、与党内の中央集権化を促進し、首相の権限を強化しました。
これにより、官房長官の役割も重要視され、政府の意思決定システムが整備されました。
現在の政治状況は、過去の派閥政治の影響を受けつつも、改革によって変化してきたことが示されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/79bc8d8766c29def77b0330fe5117ec016ade90c
石破氏に対するコメントは、彼が長年反主流派として国民から支持を受けていたものの、首相としての行動にブレが見え始め、人気が低下したことを指摘する意見が多かったです。
彼の政治家としての資質について、特に人付き合いが下手であるとの意見があり、これは彼の政治活動に影響を及ぼしていると考えられていました。
また、現在の政権が少数与党であり、石破氏の頼りなさから野党が連合して政権を樹立する方が良いのではないかとの見解もありました。
過去の首相たちが大きな変動に対してどのように対応してきたかを振り返り、安倍氏が民主政権の混乱を収拾したことを評価する一方で、現在の政権にはそのような有能な内閣が存在しないとの不安も表明されていました。
さらに、岸田政権との比較や、石破氏が岸田化しているとの意見もあり、彼の支持率の低下が政権運営に影響を与えているという指摘がありました。
全体的に、石破氏に対する期待と失望が入り混じったコメントが多く、今後の政治情勢に対する懸念が表現されていました。
ネットコメントを一部抜粋
石破氏は長い間反主流派で党内改革派のイメージが国民の人気の背景にあったと思う。
大きな変動があって、その時に対応かできないと、一強もコロコロに変わりそう。
安倍さんのように国民生活をしっかり考える保守派の政治家がリーダーシップを握れば、中央集権はプラスに働く。
民主主義国家であれば、政治家のレベルは国民のレベルだからねえ。
国に限らずトップというのは、あまり長いこと居座らない方がいいと思います。