米サンノゼ州立大学女子バレーボールチームがトランスジェンダー選手の出場を巡り論争を引き起こし、他チームが相次いで試合を棄権。選手たちは公正性を訴え、訴訟を起こすも裁判所は出場を認めた。
要約すると米国のサンノゼ州立大学女子バレーボールチームがトランスジェンダー選手の参加を巡る論争で注目を集めている。
この選手は以前は男性で、性転換手術を経て女性としてチームに所属しているが、その出場に対する反発から他のチームが相次いで試合を棄権し、敗戦を余儀なくされている。
ニューヨーク・タイムズによると、トランスジェンダーの競泳選手に関する「リア・トーマス問題」以降、ここまでの激しい論争は見られなかった。
サンノゼ州立大学の主将、ブルック・スラッサーは、トランスジェンダー選手と同じ更衣室や寝室を使用したことに不安を抱き、試合中の安全性について懸念を示した。
彼女を含む10人の選手は、トランスジェンダー女性の女子競技参加が公正でないとして、全米大学体育協会（NCAA）を相手取って訴訟を起こしたが、コロラド州連邦裁判所は大学の女子トーナメント参加を認める決定を下した。
シーズンが始まると、ボイシ州立大学やユタ大学などが相次いでサンノゼ州立大学との試合を棄権。
NCAAはこれに対し、不戦敗の判定を下したが、選手たちはこの処置の撤回を求めた。
大学当局は、トランスジェンダー選手への差別行為と見なしている。
さらに、米共和党の議員たちも不公平だと抗議する書簡を送っており、ドナルド・トランプ次期大統領もこの問題に言及した。
サンノゼ州立大学女子バレーボールチームは11月30日に決勝戦を控えている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/56044839f0a910e8d52f3206cfb5dcce2ddfda09