稲本潤一が今季限りで現役引退を発表。日本代表やJリーグのレジェンドとしてのキャリアを振り返り、現在の日本代表の成長に期待を寄せた。
4日に都内で行われた会見では、南葛SCのオーナーである高橋陽一氏も登壇。
稲本は「ここ最近は引退のことを考えていた」と語り、チームに貢献できないと感じたことが引退の決断につながったと説明した。
彼は、17歳でのJリーグデビューや、2002年の日韓ワールドカップでの活躍を振り返り、特に印象に残っている試合として湘南戦を挙げた。
自らのプレーを振り返る中で、元フランス代表のジダン選手に対する憧れも語り、エレガントなプレーに感銘を受けたことを明かした。
また、現在の日本代表については「いい方向に向かっている。
どんどん強くなっている」と評価し、世界の選手たちと日常的にプレーすることが日本サッカーの成長に寄与していると感じているようだ。
稲本はG大阪のアカデミーで育ち、99年の世界ユース選手権で準優勝、ジーコジャパンでは「黄金カルテット」として知られるメンバーの一人でもある。
海外ではフルハムに所属し、プレミアリーグでのデビューや初ゴールを達成した実績も持つ。
JリーグではG大阪、川崎F、札幌、J3相模原でプレーし、22年には南葛SCに移籍。
今季は選手兼コーチとして活動していたが、ついにスパイクを脱ぐこととなった。
日本サッカー界のレジェンドがそのキャリアに幕を下ろす。
稲本潤一は1979年に大阪府で生まれ、97年にJリーグデビュー。
アーセナルへ移籍した後、海外7クラブを渡り歩き、10年には川崎Fで復帰。
W杯では3大会連続出場し、日本代表として82試合5得点を記録した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4cd90973ccb0a8ec61a6a01073c07f9255b10648