ビットコイン市場のETF資金流入とCME先物の乖離分析

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ビットコインETFへの資金流入が急増し、CME先物との間に異例の乖離が発生しています。市場参加者は強気な姿勢でETFを購入しており、今後の動向が注目されます。

要約すると最近のビットコイン市場は異例の活況を呈しており、特に米国で上場されている現物ビットコインETFへの資金流入が注目されています。

データ提供者Farside Investorsによると、11月20日以降、ビットコインETFは連日上昇を続け、11月25日と26日を除いて30億ドル以上の純流入を達成しました。

特に12月3日には、ブラックロックの「IBIT」が6億9330万ドルという大きな純流入を記録し、全体の純流入は328億ドルに達しています。

一方で、CME先物の建玉は、約3万BTC(30億ドル)減少し、18万5485BTCとなり、ETFへの資金流入とCME先物の建玉の間に異例の乖離が生じています。

この乖離は、市場参加者が価格中立的なキャッシュ・アンド・キャリー戦略ではなく、強気の姿勢でETFを購入していることを示唆しています。

米国でビットコインETFが1月にデビューして以来、機関投資家ETFのロング・ポジションとCME先物のショート・ポジションを組み合わせる戦略を採用してきました。

これにより、価格変動リスクを回避しつつ、先物プレミアムを享受することが可能です。

キャリー利回りは現在も魅力的で、CMEビットコイン先物の年率換算3カ月ベースは16%となっています。

これは、キャッシュ・アンド・キャリー取引を行うことで、今年100%以上上昇しているビットコインを保有することなく、16%の利益を得ることができることを意味します。

先物プレミアムは第1四半期に20%を超えたこともあり、今後の市場の動向が注目されます。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b90d8e295ade5234a6dbbd5f2f2fbd2c6b07ad4c

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