ピュア・ストレージとキオクシアが連携し、ハイパースケールデータセンター向けの効率的なストレージソリューションを提供。これにより、データ処理の高速化と省エネ化が実現される。
要約すると米Pure Storage（ピュア・ストレージ）は、キオクシア株式会社との連携を発表し、ハイパースケールデータセンター向けの高性能でスケーラブルなストレージインフラの開発を進める。
近年、ハイパースケール環境におけるデータの急増に対処するため、従来のHDDに依存するストレージソリューションでは限界があり、スピード、拡張性、信頼性、さらには電力消費の面でも問題が生じている。
HDDベースのシステムは、生成される膨大なデータの処理に必要なレイテンシーや処理能力を満たすことができず、最新のデータセンターが求める統合性や拡張性を提供するのが難しい。
これらの課題に対処するため、両社はゼロベースで構築されたデータストレージプラットフォームを提供し、俊敏な拡張や省エネ化、物理的なフットプリントの低減を目指す。
このプラットフォームは、ピュア・ストレージのデータストレージ技術とキオクシアのQLCフラッシュメモリの相乗効果により、ハイパースケーラーが高性能を維持しつつ、データの急増に対応できるように設計されている。
これにより、超高速かつ低レイテンシーの性能が実現され、大規模なデータ集約型ワークロードをサポートする。
また、物理的リソースの低減や拡張性の強化により、ストレージコストの最適化や総所有コスト（TCO）の削減が期待されており、HDDと比較して大幅な省電力化や運用コスト、物理的フットプリントの低減、さらにはハードウェア廃棄物の削減を実現することで、サステナブルなデータセンターの構築が可能になると述べられている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/50f952b284a63f8eb02bf4c50c48210687cdcda5