STマイクロエレクトロニクスが展示したSTM32を活用した産業IoTデモでは、音声UIやタッチパネルを通じてモーター制御や予知保全が実現され、効率的な運用が可能になります。
このデモでは、音声UIやタッチパネル、無線通信モジュールを用いて、産業IoTの多様なアプリケーションが実現される様子が紹介されています。
具体的には、音声UIには「STM32H5」に搭載された東芝デジタルソリューションズの音声ミドルウェア「ボイストリガー」が利用され、タッチパネルには「STM32U5」が用いられています。
これらのインターフェースを通じて、モーターの駆動や停止、回転数の調整などを指示することが可能です。
指示はSub-GHz無線トランシーバーを搭載した「STM32WL5」を介してモーターに伝達され、モーター制御は「STM32G4」が担当します。
さらに、モーター近くには「STM32U5」と加速度センサーやマイクを組み合わせて設置され、異常振動や異常音を検出する仕組みが整っています。
これにより、定期的なデータ取得を通じて、点検作業を省略しつつモーターの予知保全が実現されます。
振動と音のデータは、高速フーリエ変換(FFT)によってリアルタイムで解析され、異常を早期に検出することが可能です。
担当者は、AI(人工知能)を用いることもできるが、FFTを用いるだけでも十分に対応可能であると説明しています。
STは、産業IoTのさまざまなニーズに応じたソリューションを提供しており、顧客は必要な機能を選んで導入できることを強調しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/acaf0d101e80f701c7910c12f06cf6556c8922eb