JR東日本が2026年3月から全エリアの運賃を平均7.1%値上げすることを発表。山手線の初乗り運賃は150円から160円に。コロナ禍の影響で鉄道利用が減少し、老朽化した車両の更新資金が必要とされています。
この値上げは、1987年の民営化以来初めての大幅な改定であり、特に山手線の初乗り運賃は150円から160円に引き上げられます。
全体の運賃は平均で7.1%の上昇が見込まれており、具体的には東京駅から横浜駅までの普通運賃が490円から530円、千葉駅までが660円から720円に変更されます。
ただし、家計への影響を考慮し、山手線などの特定区間を除いた幹線や地方交通線の通勤定期券は値上げしない方針です。
今回の改定では、都市部の運賃を幹線と同じ料金体系にすることで、距離に応じた料金設定が導入されます。
また、ICカードでの運賃が切符よりも安くなるように見直される予定です。
JR東は、コロナ禍による社会環境の変化が鉄道利用の減少を引き起こしたとし、オンライン会議やテレワークの普及が影響を与えたと説明しています。
さらには、物価上昇やエネルギー価格の高騰に伴い、老朽化した車両や設備の更新に必要な資金が求められることも値上げの背景にあるとしています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1f15330c34e57163ba9f518586c9027c7858e760
JR東日本の運賃値上げに関するコメントでは、利用者が地下鉄に流れる可能性が指摘されていました。
特に、山手線の運賃上昇に対して通勤定期券が地下鉄の方が安くなるため、通勤経路を変更する人が増えるのではないかという意見がありました。
また、国交省に対しては、運賃値上げの認可条件として山手線の運行本数をコロナ禍前に戻すべきとの提案もありました。
さらに、値上げをするのであれば、鉄道業務の整備やサービス向上を優先してほしいとの声もあり、駅ビルの豪華さと鉄道サービスの質のギャップを問題視する意見がありました。
コロナ禍前と比較して利用者数が減っていることを理由に値上げをすることに対しては、イメージが悪いとの意見もありました。
値上げの理由としては、建築・営繕コストの上昇や消費税率の引き上げがあることを理解する意見もありましたが、納得のいく理由付けが求められていました。
特に、首都圏での増収が期待される路線に対しては、地方路線の維持のために稼ぐ必要があるとの意見も見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
山手線のあまりの上げっぷりに地下鉄に流れる客が増えそう。
値上げしていいから、本業の鉄道業を疎かにしないでくれ。
コロナ禍中とコロナ禍後を比較すると増えています。
建築・営繕コストがベラボウに上がっている以上、値上げ自体は仕方ないと思います。
儲かる首都圏で稼がないと地方路線の維持もあるから厳しいよな。