ノーベル平和賞授賞式で、被団協の田中代表が日本政府の被爆者補償を批判。紀藤正樹弁護士は、彼の発言が予定外だったとコメント。
田中氏は、核兵器の廃絶を訴える立場から、被爆者の権利と補償について日本政府の姿勢を厳しく批判した。
特に、1994年に制定された被爆者援護法について言及し、「何十万という死者に対する補償は全くなく、日本政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを続けています」と述べた。
この発言は事前に配布された文案には含まれていなかったが、田中氏はスピーチの中で「もう一度繰り返します」と強調し、原爆で亡くなった死者に対する償いが日本政府から全く行われていないことを強調した。
これに対し、弁護士の紀藤正樹氏は自身のSNSで「この発言は予定外だったんですね」とつぶやき、田中氏の意図しない発言が政府の姿勢を浮き彫りにしたことに驚きを示した。
田中氏の発言は、被爆者の苦しみを訴える重要なメッセージとして、多くの人々に影響を与えることが期待される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5a30b8fc63ce17e61cf3a2325e93fd3aef45025b
コメントは、紀藤正樹弁護士がノーベル平和賞授賞式で述べた内容に対する賛否が分かれるものでした。
多くの人々が、核兵器のない世界を実現するための努力を評価しつつも、授賞式での政府批判が本来の目的から逸脱していると感じていました。
特に、ウクライナやガザの情勢に触れた後、過去の被爆者支援活動についての説明が長くなり、政府への不満が強調されたことに対する違和感が表明されていました。
コメントの中には、政府批判がノーベル賞の意義を損なうものであるとの指摘があり、受賞の場での発言として不適切だったとの意見も見受けられました。
さらに、核廃絶運動が日本政府批判に利用されているとの懸念も示され、政治的な主張が運動の広がりを妨げているのではないかという意見もありました。
また、被爆者への補償問題についても意見が分かれ、補償を求める声がある一方で、戦争全体の被害者に対する公平性についての議論もなされました。
全体として、核廃絶の重要性は認識されているものの、授賞式での発言内容については慎重に考えるべきであるとの意見が多く寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
被団協のノーベル平和賞受賞理由は、核兵器のない世界を実現するための努力と、証言を通じて示してきたことです。
核兵器廃絶は人類共通の願いですが、運動の目的が日本政府批判であることが気になりました。
補償問題は規模が大きすぎて手の着けようがなく、被爆者だけが特別視されるのは違うと思います。
ノーベル平和賞のスピーチで補償の話をするのは場違いだと感じました。
核廃絶運動はイデオロギーが見え隠れしていて、広がりがないのが問題だと思います。