東京五輪開会式で注目された看護師ボクサー、津端ありさがプロデビュー戦で判定勝ち。新たな挑戦に意気込む彼女の成長と夢に迫る。
要約すると東京五輪の開会式で注目を浴びた看護師ボクサー、津端ありさ(31)がプロボクシングに転向し、11日に東京・後楽園ホールでデビュー戦を迎えた。
彼女は女子スーパーライト級(63.5キロ以下)の4回戦で、タイのポンカモン・トーンプアクと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。
津端は、髪をコーンロウに編み上げ、強烈な右を武器にしながら、左フックや右アッパーを駆使して相手を圧倒した。
ダウンは奪えなかったものの、ジャッジ全員が40-36のフルマークを付ける勝利を手にした。
試合後、津端は「いいパンチは入ったが、倒しきれなかった。
KOで勝ちたかった」と反省の言葉を述べつつ、勝利が自信につながったと語った。
彼女は、プロとしての実感を持ちながら試合に臨むことに緊張感を感じたという。
津端は埼玉・狭山市出身で、看護師として働きながらアマチュアボクサーとしても活躍してきた。
2019年の全日本選手権で優勝し、東京五輪女子ミドル級代表候補となるも、五輪出場は叶わなかった。
パリ五輪出場を目指したものの、再度の挫折を経験し、一度は引退も考えたが、プロ転向の誘いを受けて新たな挑戦を決意した。
5月にはプロテストに合格し、元日本ミドル級王者の大和田正春トレーナーの指導を受けてデビュー戦に備えた。
津端は看護師の仕事を非常勤で続けながら、ボクシングに専念している。
彼女は「スーパーライト級の第一人者としてこの階級を開拓していきたい」と意気込みを語り、大和田トレーナーと共に世界を目指す夢を抱いている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4c877212e9905816b8899cc0c6b2411e3924e283