習近平国家主席の父を描いたドラマ『西北歳月』が視聴率3.1%と低迷。宣伝が逆効果か。
このドラマは、習仲勲氏が1920年代から1930年代にかけて、中国北西部で中国共産党の「革命拠点」を築いた過程を描いている。
ドラマは習仲勲氏だけでなく、母親の斉心氏とのラブロマンスも含まれ、彼の業績を強調する内容となっている。
しかし、放送前からの大々的な宣伝にもかかわらず、視聴者からは“宣伝臭”が強いとの反応があり、しらけムードが漂っていた。
米政府系報道機関「ボイス・オフ・アメリカ(VOA)」によると、視聴率の低迷は習氏のカリスマ性を高める狙いがあったためと考えられる。
『西北歳月』は中国中央テレビ局(CCTV)で放送され、全39話構成で、各話は45分。
内容は、革命基地の建設や抗日戦争への参加、土地改革、経済推進、文化問題、少数民族および宗教政策など多岐にわたる。
しかし、習仲勲氏は毛沢東や周恩来首相ほどの知名度がなく、また文化大革命での失脚も影響し、視聴者の関心を引くことができなかった。
初回の視聴率は2.9%と低く、全体の平均も3.1%にとどまった。
こうした結果は、ドラマが習近平氏の一族の正統性を強調するためのものであったことを示唆している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d3456d0991dab9ae1ea2da61d1dfad4b5060262d
習近平の父を描いたドラマ『西北歳月』は、中国の視聴者からの反応が鈍く、視聴率が低かったことが多くのコメントで指摘されました。
視聴率は初日の2.9%から、3%を少し超える程度で、他の歴史ドラマと比較してもあまり良くないとのことでした。
視聴者は、中国の歴史ドラマが清王朝以前の時代や名君を題材にしたものに興味を持つ傾向があり、習近平の父親を主人公にしたドラマはその期待に応えられなかったようです。
さらに、視聴率の調査方法や中国の多様な放送環境、特に地方局の競争が影響しているという意見もありました。
視聴者は、ドラマの内容がプロパガンダ的であると感じ、面白みに欠けると考えていたようです。
また、視聴率が高いとされる数字が本当に正確なのか疑問視する声もあり、中国の情報操作の可能性に言及するコメントもありました。
全体的に、視聴者はドラマが期待外れで、視聴率が低いのは必然的な結果であると感じていたようです。