韓国の尹大統領の非常戒厳宣言が北朝鮮の金正恩氏にとって戦略的選択を正当化する材料となったと分析されている。政治的混乱が金委員長の力を強化し、韓国の国際的地位に影響を与える可能性が指摘された。
元欧州議会議員のグリン・フォード氏は、米国の北朝鮮専門メディア「38ノース」への寄稿で、尹大統領の行動が金委員長の力を強化したと指摘。
韓国の軍事力が北朝鮮の10倍を超える可能性があるにもかかわらず、戒厳の過程での混乱は軍指導部の訓練不足や与党の優柔不断を露呈し、北朝鮮にとっては有利に働いたと述べた。
さらに、フォード氏は、韓国の政治的混乱が金委員長とロシアのプーチン大統領を喜ばせる結果になったとし、金委員長の「敵対的な両国関係」の宣言が正当化されたと評価した。
彼は、金委員長の戦略的選択が2019年の米朝首脳会談決裂後の国際政治の力学に基づいていると考えており、現在の状況がトランプ次期米大統領との対話において韓国を排除する利点を金委員長に与えていると分析した。
また、尹大統領の権力強化の失敗が、金委員長に中国、ロシア、イランとの同盟形成に自信を与える結果につながるとも警告している。
これにより、韓国のNATOやクアッドプラスへの参加が遅れる可能性が高まると指摘した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/608a1ffa559307aa2cb741274509a07b7d88094d
コメントの内容は、尹大統領の戒厳宣言が韓国にとってどのような影響をもたらすのかに関するものでした。
多くの人が戒厳令の実施過程で見せた韓国軍の混乱や不服従が、北朝鮮にとって利点になると考えていました。
特に、軍の指導部の訓練不足や優柔不断な対応が問題視され、これが韓国の防衛力に対する信頼を損なう要因となったという意見が多く見られました。
また、次期大統領が親北的な立場を取る可能性が高いことから、北朝鮮が積極的に行動しなくても、状況は悪化するのではないかという懸念も表明されていました。
さらに、韓国国内の左派勢力の影響や、米軍との関係についても言及され、韓国の軍事力が北朝鮮の10倍を超える可能性があるものの、実際の行動においてはその効果が疑問視されていました。
全体として、戒厳令がもたらした混乱が韓国の国力を低下させ、北朝鮮への脅威を高める結果になるのではないかという意見が多かったです。