スリランカ人男性の難民認定訴訟、東京地裁が却下

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スリランカ人男性の難民認定訴訟が却下され、夫婦関係が尊重されない結果に。弁護士たちが残念な思いを語る。

要約すると2023年12月17日、東京地裁はスリランカ人男性ナヴィーンさんが提起した難民認定や在留特別許可に関する訴訟を却下する判決を下しました。

ナヴィーンさんは2001年からスリランカで父親と共に政治活動を行い、2004年に対立政党の支持者から襲撃を受けて大けがを負ったことを受け、日本に留学することを決意しました。

しかし、留学中に仲介業者に支払った授業料の一部が着服され、日本語学校に通えなくなり、結果的にオーバーステイとなりました。

ナヴィーンさんは帰国が迫害の危険を伴うため、日本に留まり続け、2013年と2017年に難民認定を申請しましたが、いずれも不認定となりました。

2022年には日本人の妻、なおみさんとの結婚を理由に在留特別許可を申請しましたが、婚姻関係が「違法状態の上に築かれた」として却下されました。

今回の判決では、裁判所はナヴィーンさんの難民該当性を否定し、在留特別許可の申請も退けました。

判決後、代理人の弁護士たちは、夫婦関係が尊重されない結果となったことや、オーバーステイの原因が仲介業者にあるにもかかわらず、その点が裁判所で考慮されなかったことに対する残念な思いを語りました。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5acbcdbc2e88dc4479e1ce1c3fe23d62a259af03

ネットのコメント

スリランカ人男性の難民認定訴訟に関するネットのコメントは、様々な視点からの反応を示していました。

多くのコメントは、東京地裁の判決を支持するもので、法律に従った判断がなされるべきだという意見が強く表れていました。

特に、婚姻関係の背景が違法状態であることが指摘され、これを認めることが不法滞在の助長につながるとの懸念もありました。

一方で、個人の感情や事情を考慮することの重要性を訴える意見もありましたが、法律の遵守が優先されるべきだとの意見が多数を占めていました。

また、スリランカの状況が改善されつつあることから、帰国を選ぶべきだとの声もありました。

全体として、法律と個人の権利のバランスを考えた厳格な判断が求められるという意見が多く見られました。

ネットコメントを一部抜粋

  • 婚姻関係の背景にある事情を考慮せず、「違法状態で築かれたもの」として保護の必要性を低く判断した。

  • 個人同士の関係である恋愛・家族関係は『法律の範囲内で』全面的に認められるべきである。

  • この場合、難民認定は難しいだろうな。

  • 愛は国境を超えるというのは素晴らしいことかもしれないが、愛は法律を超えることがあってはならない。

  • スリランカという国に対してもこの頃は心証が悪いです。

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