ドイツ銀行、独自L2ブロックチェーン開発の背景と展望

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ドイツ銀行がイーサリアム上に独自のL2ブロックチェーンを開発中。規制遵守を目的とし、来年には一部をローンチ予定。

要約するとドイツ銀行(Deutsche Bank AG)が、イーサリアム上に独自のレイヤー2(L2)ブロックチェーンを構築中であることが、ブルームバーグの報道により明らかになりました。

この取り組みは、パブリック・ブロックチェーンにおける規制遵守の懸念を解消するためのもので、シンガポール金融管理局(MAS)が推進する「プロジェクト・ガーディアン」の一環として行われています。

「Dama 2」と呼ばれる資産サービスプロジェクトでは、20以上の主要金融機関がブロックチェーン技術を用いて資産のトークン化方法をテストしています。

プロジェクトは、ホールセールの資金調達市場の効率化や流動性向上を目的としており、トークン化債券や預金の取引可能性を検討しています。

ドイツ銀行は、Memento Blockchain Pte.とInterop Labsと共同で「Dama 2」のプラットフォームを開発しており、イーサリアムL2プロジェクトの「ZKsync」を利用しています。

現在、同銀行は規制当局の承認を待っており、来年には一部サービスをローンチする予定です。

ドイツ銀行のアジア太平洋業界応用イノベーション・リードであるブン・ヒオン・チャン氏は、独自のL2を構築することで、パブリック・ブロックチェーンの実験を自由に行えるようになり、よりオーダーメイドのバリデータ・リストを作成できると述べています。

これにより、デジタル資産の取引を処理し報酬を得るバリデータの存在が可能となり、規制当局は必要に応じてファンドの動きを精査できるようになります。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/9d4d6308ab534ee79e3d112842fc805a624eaa30

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