大西魁斗選手が米下部ツアーの厳しさを振り返り、PGAツアー昇格への決意を新たにした。異国での経験が彼の成長を促した。
2024年にPGAツアーのツアーカードを手にした彼は、コーン・フェリーツアーでの戦いを「本当に全てが大変でした」と表現。
米国や南米を転戦する中で、舗装されていない山道を走ることもあり、送迎に30分かかる道では車が泥の上を跳ねながら進む状況に直面した。
特に中米のパナマや南米のコロンビアでは、治安への不安が大きく、リュックを前に背負って守ることが常で、ホテルに戻っても安らげなかったという。
コロンビアの高地では、標高が原因で夜に眠れず「呼吸困難」になったこともあった。
しかし、こうした異国での経験は大西選手にとって大きな成長の機会となった。
「日本より『いいな』と思う国はほとんどなかった」と語り、恵まれた環境で育ったことを実感したという。
彼は6月の「UNCヘルス選手権」で下部ツアー初優勝を果たし、ポイントランキング25位でPGAツアー昇格を達成。
2年目での昇格に喜びを感じつつも、これがスタート地点であることを強調し、来年の活躍に向けてベストを尽くす決意を新たにした。
来季は星野陸也選手や金谷拓実選手と共に日本人選手3人がPGAツアーに新規参戦する。
彼はツアー通算10勝の松山英樹選手に憧れ、練習ラウンドを通じて彼のゴルフを学びたいと意気込んでいる。
大西選手は「世界を戦った選手たちが集うフィールドで、自分がどれだけ成長できるのかとても楽しみ」と語り、結果が全てであるスポーツ選手としての自覚を持ち、引き締めて頑張っていく姿勢を示した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/de3c3fcc5bc09ac9b0a29e75f7bcf4136e7668c6
大西魁斗選手が米下部ツアーでの厳しさや自身の成長について語ったニュースに対するコメントは、彼の英語力やコミュニケーション能力が成功に大きく寄与したという意見が多かったです。
特に、アメリカでの生活経験が豊富であるため、他の選手やスタッフとのコミュニケーションがスムーズに行え、ストレスを軽減できたのではないかと考えられていました。
逆に、英語を話せない日本のプロ選手が同じ環境に身を置くことは非常に厳しいと指摘され、石川遼選手のように資金が潤沢であれば通訳やコーチを帯同できる可能性があるものの、一般的には難しいとの意見もありました。
さらに、松山英樹選手との練習ラウンドについても触れられ、今後の競争が楽しみであるとの期待が示されていました。
過酷な環境での経験は選手としての成長につながるものの、治安や環境に対する配慮も求められるとの意見もありました。
また、日本ツアーのレベルが高いとの意見や、緊張からくる健康面に関する心配も見受けられました。
全体として、大西選手の活躍に期待しつつ、厳しい環境への懸念が表明されていました。
ネットコメントを一部抜粋
大西は長くアメリカで暮らした経験があり英語が堪能だったため、過酷なコーン・フェリーでも結果が出せたのだと思う。
今までの練習ラウンドは久常くんのほぼ独り占め(笑)来年は取り合いだね。
過酷な環境や経験はもちろん経験にはなろうが、PGAツアーたるもの、治安くらいはきちんとケアしてほしいよね。
そりゃ日本が箱庭って言われても仕方ないな。
緊張やストレスから来る呼吸困難かと思ったじゃないですか…