ソウル半導体がフィリップス特許訴訟で勝利、経済波及効果は10兆円超

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ソウル半導体がフィリップスとの特許訴訟で勝訴し、技術特許の有効性が確認された。フィリップスは過去7年間の製品を回収・破棄する必要がある。

要約すると韓国の発光ダイオード(LED)専門企業であるソウル半導体が、フィリップスとの特許訴訟で勝訴したことが26日に明らかになった。

ドイツ連邦特許裁判所は、フィリップスがソウル半導体に対して起こした特許無効訴訟において、ソウル半導体が保有する「CRI 70」(色再現率70%)技術特許が有効であるとの判断を下した。

このCRI 70技術は、家庭用や車両用の照明、さらにはバックライトなどに広く使用されている重要な技術である。

裁判所の決定により、フィリップスは流通会社コンラッド・エレクトロニックを通じて、2017年3月から7年間にわたりCRI 70技術を適用して販売した製品を全て回収し、破棄しなければならないという命令が出された。

もしこの命令に違反した場合、フィリップスには1件当たり25万ドルの罰金が科されることになる。

ソウル半導体は、この勝訴により特定の商品だけでなく、特許技術を侵害した全ての製品に対して効力が発生するとし、照明、自動車、電子機器などの完成品市場において100兆ウォン(約10兆7000億円)以上の経済的波及効果があると予測している。

この勝訴は、ソウル半導体にとって大きな成果であり、今後のビジネス展開にも大きな影響を与えることが期待される。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/8c3738f2b1b647ee3d13b9e01eccad59bd1b8527

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