トヨタの「FCV PLUS」は、燃料電池自動車の未来を描いたコンセプトカーで、水素エネルギーを利用した新しい移動手段とエネルギー供給の役割を果たします。
この車両は、サステイナブルな社会における水素エネルギーの普及を目指しており、移動手段だけでなく、エネルギー供給の役割も果たすことを想定しています。
FCV PLUSは、水素を燃料として走行するだけでなく、ワイヤレス給電システムを通じて電力をインフラに供給することも可能です。
さらに、自宅の電源としての利用や、隣接する電気自動車への給電も行えます。
クルマの寿命が来た際には、FCスタックを発電装置として再利用できる点も特徴です。
FCスタックはフロントタイヤ間に配置され、水素タンクはリアシートの後ろに設置されています。
動力源は4つのホイールそれぞれにモーターが設置されることで、機材を省略し、車内空間を広く確保しています。
ボディサイズは全長3800mm、全幅1750mm、全高1540mmで、ホイールベースは3000mmです。
エクステリアは空気の整流効果を考慮したデザインで、ブルーのガラスが未来的な印象を与えます。
インテリアは三次元立体骨格構造を採用し、軽さと剛性を両立させています。
乗車定員は4名で、展示されたボディカラーはホワイトです。
FCV PLUSは2030年ごろの燃料電池自動車の未来像を描いたもので、現在市販はされていませんが、トヨタの市販車「ミライ」などの技術進歩を背景に、今後の普及が期待されています。
水素ステーションの少なさや価格の高さが課題ですが、FCV PLUSのような車両が一般的になる未来も近いでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b3e3415a0dd6d1b1b435284b121f2dd4d64914d8