アゼルバイジャンでのCOP29開催中、若者たちがロシア語より英語を選ぶ現状が浮き彫りになり、物価の高さにも驚かされた。
特に印象的だったのは、ロシア語を理解する若者が少なくなっていることだ。
40~50代の世代ではロシア語が通じる人がいるものの、20~30代ではその割合がさらに低く、若者たちは英語を流暢に話す。
彼らは「世界で働くには英語が必要」と語り、ロシア語の魅力を感じていない様子が見受けられた。
また、物価の高さにも驚かされ、マクドナルドの価格がロシアの約3倍であることに衝撃を受けた。
カスピ海の油田からの収益で発展を遂げるアゼルバイジャンは、旧ソ連崩壊から30年以上が経過し、他の旧ソ連諸国と同様に独自の道を歩んでいる。
筆者はこの状況を見て、昭和初年の詩人中村草田男の句を思い出し、「ソ連は遠くなりにけり」と感じた。
アゼルバイジャンの独自の発展と若者の英語志向は、旧ソ連の影響が薄れつつあることを示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bddb16028513048159a46620c52e80a014ff0b17
アゼルバイジャンの若者たちの英語への関心が高まっているという意見が多く見受けられました。
かつてはロシア語圏に夢を抱いていた世代もありましたが、今の若者たちはロンドンやニューヨークといった西側の都市に憧れを抱いているようです。
これは、政治や経済、文化的な魅力がロシア語圏には乏しく、特に若い世代には響かないからではないかと考えられます。
また、カザフスタンや中央アジアでも同様の傾向が見られ、若者たちはキリル文字からラテン文字に移行しているとのことです。
さらに、ウクライナのようにロシア語から離れ、英語力が高まっている国々の影響も大きいとされました。
英語を話せることが就職に有利であるという認識が広まり、南アジアや中央アジア、アフリカでも英語人口が増加する傾向が予想されています。
貿易相手国に関しても、英語圏の国々が増えているわけではないものの、ロシア離れの感覚は確かに存在しているようです。
さらに、アゼルバイジャンには豊かな油田があり、ロシアの影響から脱却したいという願望が強まっているとの見解もありました。
国としての安定を求め、英語を学ぶことで新たな可能性を追求する若者たちの姿が浮き彫りになっています。