銀山温泉がオーバーツーリズム対策として日帰り客の入場規制を導入。撮影場所を巡るトラブルが深刻化し、住民との摩擦が増加。新ルールは2024年1月7日から実施。
この温泉地は、江戸時代の街並みが残り、映画「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったことで知られ、年間約33万人の観光客が訪れます。
特に冬は美しい雪景色を求めて多くの観光客が集まり、その影響で地域住民とのトラブルが増加しています。
撮影スポットを巡る争いが激化し、住民や観光客の間でけんかや怒号が飛び交う事態が発生していることが報告されています。
公式サイトでは、あいまいな管理が原因であるとし、観光客が良い撮影場所を争うあまり、交通ルールを破ったり、他の観光客と衝突する事例が増えていると述べています。
新たな入場規制は2024年1月7日から実施され、午後5時以降に訪れる日帰り客はチケットを購入する必要があります。
宿泊予約のない観光客は午後8時以降の入場が禁止され、チケット料金は1150円で、バス代も含まれます。
車で訪れる場合は、指定の駐車場に停めた後、専用のシャトルバスで温泉街に移動する必要があります。
担当者によると、日帰り客の車が雪道で立ち往生し、交通渋滞や救急車の到着遅延といった問題も発生しているとのことです。
観光客同士の押し合いやけんかによって、川に転落する危険もあるため、地域の安全確保が急務となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/91650105f5908ffceafdc5bf2c73499e82721cd0
銀山温泉における入場規制の導入に関して、ネット上では様々な意見が寄せられました。
多くのコメントでは、オーバーツーリズムの影響で観光地の静けさが失われ、地域住民や観光客にとって不便な状況が生じていることが指摘されていました。
特に、国や観光業界がインバウンドを奨励する一方で、適切な対策を講じてこなかったことへの批判が目立ちました。
入場規制を設けることで、観光客の数を適正化し、地域の環境を守る必要があるとの意見が多くありました。
また、入場料の引き上げや観光税の導入を求める声もあり、地元住民の生活を守るための施策が必要だとの意見が見受けられました。
さらに、観光客のマナーについても懸念が示され、特に外国人観光客の行動に対する不満が多く寄せられました。
多くのコメントが、観光地の魅力を保ちながら、より快適な環境を提供するために、厳格なルールや法制化の必要性を訴えていました。
これらの意見は、観光業界における持続可能な発展を促進するための重要な視点となるでしょう。
ネットコメントを一部抜粋
インバウンドで外国人観光客が増える以前だったらこんなことにはならなかった。
今ではどこの有名な観光地は外国人に占拠されているようなので、日本人の観光客に日本の良さを知ってもらうための大胆な規制も検討する必要がある。
入場規制は妥当な処置で、むしろ収益追求の為の過剰な合理化や大規模化を見直すモデルケースとして追及してもいいのではないか。
最近の観光客はSNSに「私凄いでしょアピール」をするため【だけ】に写真を撮っているのではないかと思えてなりません。
宿泊者以外で訪れる人の多くはこの景観を見たり撮ったりするのが目的だろうから入場制限して一定時間で撮影場所を交代制にでもするしかないんじゃないですかね。