ベラルーシのルカシェンコ氏は、北朝鮮兵のウクライナ派兵が紛争激化を招くと警告。ロシアとの関係や政治犯問題についても言及し、国際社会への影響を示唆した。
要約するとベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は、北朝鮮兵のウクライナ派兵が紛争の激化をもたらす可能性があると警告した。
BBCのインタビューに応じたルカシェンコ氏は、ウクライナでの紛争に外国の軍隊が関与することは、エスカレーションにつながると述べ、特に北朝鮮の軍隊が派遣されることが確認された場合、その影響は重大であると強調した。
彼はロシアのプーチン大統領との長年の関係を背景に、ロシアが他国に対して軍事行動を求めることは考えにくいとしつつも、もし実際に北朝鮮兵が派兵された場合、NATOがウクライナに軍を派遣することになるとの見解を示した。
また、ルカシェンコ氏は、ロシアによるウクライナ侵攻がベラルーシの領土を利用して行われたことを認め、その責任の所在についても言及した。
さらに、ロシアの戦術核兵器がベラルーシに配備されていることに関して、プーチン大統領が核兵器を使用する際には、必ずベラルーシの同意が必要であると強調した。
ルカシェンコ氏は、現在1300人の政治犯がベラルーシに収監されているとされる中、一部の政治犯の釈放を人道的理由から行ったと述べ、西側諸国に対する関係改善の意図はないと否定した。
彼の発言は、ベラルーシとロシアの密接な関係と、国際社会における安全保障の複雑な状況を浮き彫りにしている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6346467429f2b452e17947c10988663443958b6e