ドイツとオーストリアは北朝鮮の軍派兵に抗議し、NATOの対応が見直される可能性が浮上。ロシアと北朝鮮は派兵を否定し、緊張が高まる中で韓国の支援が注目されている。
この動きは、ロシアが「レッドライン」として言及しているNATO軍派兵に関する議論を再燃させるものであり、特に北朝鮮軍の派兵という新たな要因が加わったことで、NATOの対応が見直される可能性がある。
リトアニアのランズベルギス外相は、ロシアの暗殺部隊が北朝鮮の弾薬と兵力で満たされているとの情報が確認された場合、フランスのマクロン大統領が提案したNATO地上軍派遣を考慮する必要があると発言した。
また、エストニアで防衛軍司令官を務めたリホ・テラス議員も、最小限の派兵を選択肢として持つことの重要性を強調した。
韓国は朝ロ軍事協力に対応する段階的措置を進める中で、ウクライナへの武器支援の可能性を示唆しており、NATOが韓国の支援を求める可能性も考えられる。
米戦略国際問題研究所の専門家は、韓国政府がウクライナへの経済的・人道的支援や軍事支援を強化する義務感を感じるだろうと述べているが、一方で韓国の直接的な武器支援が朝鮮半島の危機を高める可能性があるため、実現は難しいとの見方もある。
ロシアと北朝鮮は、北朝鮮軍の派兵に関する報道を「フェイクニュース」と否定しており、ロシア外務省は米国とNATOの発表を虚偽情報と一蹴した。
さらに、韓国政府に対しては、ロシアが国民の安全を脅かす行動には厳しく対応する意向を示し、慎重な判断を求めている。
ベラルーシのルカシェンコ大統領も北朝鮮軍の派兵を否定し、外国兵力の介入が緊張を高めると警告している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f652224a742bcdbb2b3a273bb8589fd5b501fa04