韓国の経済副首相が2024年の成長率見通しを引き下げる可能性を示唆。7~9月期のGDPが0.1%増にとどまり、輸出の不確実性にも警戒を呼びかけています。
要約すると韓国の経済副首相、崔相穆(チェ・サンモク)は、米ワシントンで行われた記者会見で、韓国の2024年の経済成長率見通しを引き下げる可能性を示唆しました。
彼は、今年の成長率見通しが下振れリスクに直面しているとし、特に7~9月期の実質国内総生産(GDP)が前期比でわずか0.1%の増加にとどまったことを指摘しました。
この結果、年間成長率が政府の見通しである2.6%に達しない可能性が高まっています。
しかし、崔副首相は、10~12月期の成長率がどうであれ、韓国経済が潜在成長率を上回る成長を見込んでいると述べました。
経済協力開発機構(OECD)は、韓国の潜在成長率を2.0%と予測しています。
また、ウォン安については、為替の決定要因は多岐にわたるとし、日本の円安が競争力の低下によるものではないと強調しました。
崔氏は、短期的にはマクロ政策、長期的には物価水準や購買力、競争力が影響を与えると述べました。
さらに、中国の景気鈍化や米大統領選の不確実性が韓国の輸出に与える影響についても言及し、警戒心を持って対応する必要があるとしています。
サムスン電子の業績が市場予想を下回る中で、「危機論」が浮上していることに関しては、「危機には機会も含まれる」との見解を示しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7a0bb6aec05da1e5beabdc61fa2fdec1c4f3462f