2024年1月5日、日本棋院で「打ち初め式」が開催され、武宮理事長が囲碁界の未来に期待を寄せた。昨年の国際棋戦優勝やAI技術との関連を挙げ、新しい風を吹かせる年とした。
要約すると2024年1月5日、東京・市ケ谷の日本棋院で「令和7年打ち初め式」が開催され、武宮陽光理事長が挨拶を行った。
この日は「囲碁の日」として、囲碁棋士にとっての「仕事始め」となる重要な日である。
武宮理事長は、昨年の囲碁界における大きな出来事を3つ紹介した。
まず、9月に一力遼棋聖が応氏杯で日本勢として19年ぶりに国際棋戦で優勝したこと、次に12月に上野愛咲が呉清源杯で初制覇を果たし世界一になったことを挙げた。
これらの成果を受けて、武宮理事長は「さらなる100年に向けて新たな1歩となる年」とし、囲碁界の復活の兆しを感じていると述べた。
また、AI技術の発展に触れ、特にノーベル化学賞を受賞した英グーグルディープマインド社のデミス・ハサビス氏が日本棋院を訪問し、「囲碁なくしてAIの世界はない」と発言したことを紹介。
これにより、囲碁の普及に向けた新しい風が吹き始めていると期待を寄せた。
さらに、映画「碁盤斬り」の脚本家である加藤正人氏も壇上に立ち、棋士たちに昨年を上回る活躍を期待すると語った。
囲碁界の未来に向けた前向きなメッセージが強調された、意義深い式典であった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/eadfec29a609de3b0c4fa49322c26f3908c67518