石破首相が提唱する「短時間正社員」は、若者や女性に優しい働き方として注目されていますが、現状の利用者はわずか3.2％です。
この制度は、フルタイム正社員と比較して所定労働時間が短いものの、無期労働契約を締結し、賃金や福利厚生はフルタイム社員と同等という特徴があります。
しかし、現在の利用者はわずか3.2％にとどまり、主に女性がその8割を占めています。
育児や介護といったライフイベントと仕事の両立を支援するために、短時間正社員制度は導入されている職場も多いですが、実際にこの制度を希望する人は65.9％に上る一方、経験者はわずか11.6％という現実があります。
短時間正社員制度の導入は、企業側にもメリットが多く、障害や病気を抱える人や育児中の人材を戦力化しやすく、定着率の向上や採用の幅を広げる効果が期待されます。
また、働き手がキャリアを継続しやすくなるため、企業はその能力を活かすことができるという戦略的な利点もあります。
短時間正社員制度が普及すれば、より多様な人材が活躍できる職場環境が整うことが期待されますが、現状ではまだ「夢の働き方」と言えるかもしれません。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/db22354a680935294f79d13028b332e231b89294
コメントでは、短時間正社員制度に対する期待と懸念が交錯していました。
多くの意見が、主に主婦の働き方に焦点を当てており、短時間正社員制度が広がれば、幼稚園や小学校に通う子どもを持つ主婦が働きやすくなるのではないかという期待が表現されていました。
特に、平日の9時から14時までの勤務が可能な環境が整えば、専業主婦からの転職を促進できるという意見がありました。
しかし、逆に企業側からは、短時間勤務の社員に対して正社員並みの待遇を求めることは難しいという懸念も示されていました。
短時間勤務の社員が生産性に対してどのように貢献できるかが問われ、企業側の負担が増えることを懸念する声もありました。
また、現行の派遣法については、実際の運用が法の趣旨に沿っていないとの指摘があり、正社員化を目指す取り組みが裏目に出ているという意見も目立ちました。
全体として、短時間正社員制度の導入に期待を寄せる一方で、その実効性や企業側の対応に対する懸念が強く表現されていたことが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
まずは派遣法改正すべき
短時間正社員が広がれば幼稚園や小学生の子を持つ主婦は働きたいと思うんじゃないかな。
短時間しか働かず生産性もないのに、待遇だけは正社員並みにしろって、企業側からしたらお荷物でしかない。
「3歳に満たない子どもを養育する社員の所定労働時間を原則として6時間にすることが義務付けられています。
」
賃上げも音頭取っただけで、中身なしたし、それもまともに出来ないのに、時短なかどうやって出来よあか！