トヨタのウーブン・シティ構想が進展し、今年から住民が入居開始。未来のモビリティを実証する都市として注目。
この構想は、2020年に初めて発表されたもので、静岡県裾野市の東富士工場跡地に未来のモビリティを試すための都市をゼロから構築するというものである。
トヨタは自動車メーカーから「モビリティカンパニー」へと進化を遂げる意向を示しており、この都市は人と自動車が異なる道を利用する「未来の実証都市」として機能する。
コロナ禍以降、ウーブン・シティの進展は不透明だったが、豊田会長は今回の発表で、フェーズ1の竣工を迎え、住民が今年から入居を始めることを明かした。
住民はトヨタの関係者やその家族、退職した社員、科学者、企業家など多岐にわたる。
豊田会長は、2025年のCESで「掛け算による発明」を通じて新たな価値やサービスを創出することができると強調した。
ウーブン・シティは、自動運転技術の実証を行う場としてだけでなく、さまざまな業界の知恵を結集し、未来の都市づくりを目指す重要なプロジェクトとして位置づけられている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/db300f7904deb4f41b146a7d41a6a23becbfe014
トヨタのウーブン・シティ構想に関するコメントは、期待と懸念が入り混じった内容が多かったです。
まず、ウーブン・シティは極めて実験的な事業であり、未来の街づくりの理想的なモデルとしての可能性がある一方で、実際にはまだ具体的な成果が見えないという意見がありました。
多くのコメントでは、民間企業が挑戦する意義が強調され、特に日本の企業がリスクを取る姿勢が重要だとされました。
成功が約束されていないチャレンジに対する期待感が表明される一方で、実際の進展に対する懸念も見受けられました。
例えば、ウーブン・シティが地元の裾野市との連携で問題を抱えていることや、自動運転技術の実証テストコースとしての限界が指摘され、他国の進展と比較して遅れを感じる意見もありました。
さらに、トヨタの経営資源の使い方についても疑問が呈され、特にEV市場での競争において厳しい状況にある中でのこの構想の進行に対する懸念が示されました。
しかし、未来のインフラとしての可能性や、様々な人々が住める街づくりへの期待もあり、トヨタの社会的責任の実行に対する期待感も強く表れていました。
このように、ウーブン・シティ構想については、挑戦を支持しつつも様々な課題を認識する意見が多く寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
極めて実験的というかベンチャー的な事業と思われ、わたしにはまだ海のものとも山のものともつかない感じがします。
成功が約束されていないチャレンジングな領域に日本の民間企業が取り組むということが、重要だと思う。
国が関わる構想が次々頓挫し、日本の未来に夢が持てなくなっていくなか、企業独自でできる決断と経済力、リスクを取る姿勢は、素晴らしい。
この構想には、高齢者や身体障害者、一人親家庭はじめ、様々な年齢層、健康状況、家庭環境の人達を居住してもらうのだろうか?
こっちのほうが現代の万博という感じがして面白そうだ。