ウクライナへ武器を支援する欧州諸国が、戦争中にもロシアにビールを大量輸出していることが報じられた。特にチェコとドイツが多く輸出しており、利益が優先されているとの指摘もある。
チェコメディアによると、2022年の1月から10月の間に、チェコからロシアに輸出されたビールの量は33,100トンに達し、2023年の同期間に比べて27%も増加した。
この量は500ミリリットル基準で約6,620万本に相当し、チェコ・トリニティ銀行のアナリスト、ルカシュ・コヴァンダ氏は、ウクライナ侵攻や西側の制裁にもかかわらず、史上初めて10億コルナ(約65億円)近い売上を記録したと説明している。
チェコに次ぐビール輸出国はドイツで、10万5,300トンをロシアに輸出している。
ビールは欧州連合(EU)のロシアへの輸出制限品目には含まれていないため、各国は引き続きビールの輸出を行っている。
チェコ政府は「チェコイニシアチブ」という名のもとに、西側諸国から資金を集めて砲弾を共同購入し、ウクライナへの支援を行っている。
しかし、ポーランドメディアは、チェコの醸造場には倫理的な疑問がないとし、彼らにとっては利益が最優先であると指摘している。
ポーランドも昨年の1月から10月にかけて、ロシアに対して18,100トンのビールを輸出し、輸出量の順位で6位にランクインしている。
また、リトアニア(24,300トン)やラトビア(16,500トン)など、ロシアと対立する東欧諸国も上位に入っている。
さらに、非欧州国家では中国(29,800トン)とカザフスタン(10,900トン)がそれぞれ3位と8位に位置している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/185066447555a47f26e66d7f30018c8b2bf4790c
コメントの内容では、ウクライナ支援を行う国々がロシアにビールを輸出しているという矛盾が指摘されました。
特に、チェコ、ポーランド、リトアニア、ラトビアなどの国々は、ロシアに対して強硬な姿勢を取っているにもかかわらず、ビールの輸出国として名指しされたことに驚きの声が上がっていました。
これに対して、「ヨーロッパ諸国らしいダブルスタンダード」という意見があり、行動と言葉の不一致についての疑問が呈されました。
また、ビールがロシアの外貨を減少させる手段として機能する可能性があるとの見解もあり、ビールを売ることでウクライナへの武器支援ができるという考え方もありました。
日本も同様の立場にあるとの指摘があり、国益を優先する姿勢はどの国でも見られるという意見が多くありました。
娯楽や嗜好品を販売することで、戦略物資を購入する資金を得るという考え方も一般的であり、商売上手なアプローチが評価される場面もありました。
全体として、ビールの輸出がロシアの経済に与える影響や、戦争の中での国際的な商取引の複雑さについての議論が展開され、興味深い意見が多く寄せられました。