ビットコインが1月13日に9万ドルを割り込み、リスク資産の売りが進行。米雇用統計の影響で利下げ期待が後退し、暗号資産市場全体が下落。JPモルガンのCEOはビットコインに価値がないと発言。
米国時間の午前中、ビットコインは8万9097ドルまで急落しましたが、その後若干回復し、午後3時には9万2000ドルに戻りました。
しかし、前日比で約3％の下落を記録しています。
この下落の背景には、10日に発表された米雇用統計が予想を上回り、インフレ懸念が高まったことが挙げられます。
これにより、利下げへの期待が後退し、投資家がリスク資産から資金を引き上げる動きが見られました。
ビットコインの価格は、先月の最高値10万8000ドルから約15％下落しており、この動きは株式市場の広範な下落とも一致しています。
特に、暗号資産取引所のコインベースやビットコインマイニング企業のマラソンデジタルの株価もそれぞれ約5％下落し、最安値を更新しました。
また、ビットコインの大口投資家として知られるマイクロストラテジーの株価も3％下落しました。
JPモルガンのCEO、ジェイミー・ダイモンは、ビットコインに本質的な価値がないと繰り返し主張しており、CBSニュースのインタビューではビットコインをタバコに例えて「喫煙者にはタバコを吸う権利がある」と述べました。
さらに、イーサやバイナンスコイン、ソラナ、ドージコインなどの主要トークンも高値から10％以上下落しています。
株式市場でも、エヌビディアやパランティア、テスラなどの株価が10％以上の下落を記録しています。
ビットコインは高金利環境では下落しやすく、低金利時には上昇する傾向がありますが、2022年の大統領選挙の投票日以降は約35％上昇しています。
トランプ次期大統領の当選を受けて、暗号資産市場への投資家の資金流入は続いています。
ビットコインは、選挙前に予測された8万ドルから9万ドルのレンジを今も上回る水準で取引されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d91bcfc0506b128ddcd144db04300676bd730cf4
ビットコイン価格急落に関するコメントは、投資家たちの心理や市場の動向が複雑に絡み合っていることを示していました。
一部のコメントでは、ビットコインに本質的な価値はないとの意見がありましたが、それでも価格が付くこと自体が重要だとする見解が多く見られました。
また、経済統計の発表に敏感に反応する投資家の増加が、相場の変動に影響を与えているという指摘もありました。
特に、価格が95000ドル付近で急落した際には、マクロ環境は変わっていないのに市場が動揺したことが話題となりました。
さらに、過去のテック株のバブルについての言及もあり、相場が雰囲気で動くことに対する疑問も呈されていました。
ビットコインの価格が一時的に下がったとしても、長期的には右肩上がりを期待する声や、底値での買いのチャンスを狙う意見もあり、投資家たちの戦略や考え方は多様でした。
全体として、ビットコイン相場は投資家の心理や市場の動向によって大きく影響を受けることが再確認されました。
ネットコメントを一部抜粋
まぁでも、たばこに例えて好きな人はいるという話にはなってるからね。
一番やっかいなのは、経済統計の発表でやたら売り買いしたがる層がかなり増えている。
「ビットコインに本質的な価値はない」は事実かも知らんがそれでいいんだよ。
9万ドルを割り込んだって今チャート見たらほんの一瞬やん、、笑
空売り出来ないから心配してない。
右肩上がりのはず。