米製鉄大手「クリーブランド・クリフス」のCEOが、日本の鉄鋼業界に対して厳しい批判を展開し、USスチールの買収計画を発表。日本製鉄との競争が注目される中、国際的な鉄鋼業界の動向が浮き彫りに。
この会見は、米国政府が日本製鉄によるUSスチールの買収計画に対して国家安全保障上の懸念を理由に禁止命令を出してからわずか10日後に行われた。
ゴンカルベスCEOは、クリーブランド・クリフスがUSスチールを現金で買収し、その後、子会社「ビッグ・リバー・スチール」を鉄鋼メーカー「ニューコア」に売却する計画を発表した。
この買収額は1株あたり30ドル台後半が見込まれている。
一方、日本製鉄は1株あたり55ドル、総額140億ドル(約2兆2000億円)でUSスチールを買収する計画を提示しており、ゴンカルベスは日本製鉄の契約破棄が前提であることを強調した。
しかし、会見の中で最も注目を集めたのは、ゴンカルベスによる日本に対する厳しい批判だった。
彼は「日本は邪悪だ」と述べ、日本が中国に対してダンピングや過剰生産の技術を教えたと主張し、日本の歴史的な行動を非難した。
ゴンカルベスは、日本が1945年以来何も学んでいないとし、アメリカがいかに善良で親切であるかを学ぶべきだと訴えた。
この発言は、米中関係や国際的な鉄鋼業界の競争が激化する中での重要な動向を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/790e76039e03af3e9d95cf0805b0f88f656f5a36
米製鉄CEOの日本批判に関するコメントは、様々な視点から日米関係や鉄鋼業界の未来を考察していました。
多くのコメントが、CEOの発言が感情的で無責任であると批判し、日米間の歴史的背景を無視している点を指摘しました。
特に、戦争の影響や、日米安保同盟の重要性が強調され、過去の教訓を忘れてはいけないという声がありました。
さらに、日鉄のUSスチール買収計画については、アメリカの製鉄業界が日本に吸収されるリスクや、中国の影響力の拡大が懸念されていました。
CEOの発言は、アメリカ国内での感情を反映しているとの考えもあり、アメリカ人の中には日本に対する敵対的な感情が根強いことが示唆されていました。
また、過去の貿易摩擦や製造業の衰退が影響していると考えられ、保護主義が長期的には自国産業の衰退を招くという意見もありました。
全体として、日米同盟の重要性や、日本がアメリカにどのように見られているのかを再評価する必要があるとの意見が多く見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
つい本音を話てしまったのだろう。
日鉄を批判するまでは聞けるが、勢い余って感情的に日本国を邪悪呼ばわり。
この買収話しは最初に米側が日本に提案してお願いしたわけで。
アメリカで最大手の製鉄会社の代表ということを考えると、少なくとも今回の一方的な暴言等はアメリカ国民に感情的に訴えるためのパフォーマンスではないかと考える。
このCEOの暴言が放置されてることが恐ろしい。