ispaceが月探査計画「HAKUTO-R」で、月着陸船「レジリエンス」との通信を確立し、安定した航行状態を達成しました。今後は軌道制御マヌーバに向けた準備を進めます。
要約するとispace(東京都中央区)は、2023年1月15日に打ち上げた月探査計画「HAKUTO-R」ミッション2において、月着陸船「RESILIENCE」(レジリエンス)との通信を確立したと発表しました。
このランダーは、米国のケネディ宇宙センターからSpaceXのロケット「Falcon 9」によって打ち上げられ、同日16時44分にロケットから無事に分離されました。
通信が確立されたことで、ランダーの姿勢が安定し、さらに軌道上での安定した電源供給も確認されました。
この成果により、ミッションの10段階のマイルストーンのうち、サクセス2を完了し、サクセス3にも成功したことが報告されています。
今後は、サクセス4の達成に向けて、初回の軌道制御マヌーバを実施し、ランダーを予定の軌道に投入する準備を進めていくとのことです。
ispaceの代表取締役CEOである袴田武史氏は、通信の確立や姿勢制御、電力供給の安定が成功したことを強調し、次のステップに向けてミッション1で得た知識と経験を活用して準備を進める意向を示しました。
これにより、月探査計画が次の段階に進むことが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/44499482b708f91240ccbb81e78a0b414fedf220