阪神・淡路大震災から30年、JAの支援活動が再評価され、当時の経験を生かした防災の重要性が語られています。
要約すると阪神・淡路大震災から30年が経過した今、当時の記憶を語り継ぐ活動が続いている。
震災は1995年1月17日に発生し、兵庫・淡路島を震源とするマグニチュード7.3の地震によって、6437人が亡くなるという未曾有の惨事を引き起こした。
JA兵庫六甲玉津支店の杉尾恵美子さんは、震災直後の炊き出しに携わり、1日6000個のおにぎりを22日間にわたり作り続けた。
当時のJAは、神戸市からの要請に応じ、職員や組合員が一丸となっておにぎりの炊き出しを行った。
杉尾さんは、困っている人々を助けたいという思いから、仲間たちと共に協力し、保管していた米を使っておにぎりを作ることを決定した。
調理室では、10台のガス釜がフル稼働し、朝から夕方まで作業が続いた。
彼女は、手が赤く腫れ上がるまでおにぎりを握り続け、皆の思いが一つになった結果、避難所へ届けられた。
震災は「ボランティア元年」とも呼ばれ、全国からボランティアが集まり、無事に支援活動を行った。
近藤達治さん（84）は、JA神戸市西の軽トラックで救援物資を運ぶ活動をし、避難所で炊きたてのおにぎりが人気だったことを振り返る。
近藤さんは、被災地への支援を探り、出荷が困難な中でも野菜を供給し続けることの重要性を強調した。
30年前の経験を胸に、今も農家とJAは食を届ける使命を果たし続けている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cae7c4971b618c6f4c166ad56e0e2b7d77362528