韓国のサムスンバイオとセルトリオンが、米国でのカンファレンスで新たなビジョンを発表。両社はバイオ医薬品市場の成長を見込んでおり、競争が激化している。
要約すると韓国のバイオ業界における競争が激化している中、サムスンバイオロジックスとセルトリオンが注目を集めている。
両社は、米サンフランシスコで開催された「2025 JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス」に参加し、それぞれのビジョンを発表した。
サムスンバイオのジョン・リム代表は、昨年の受注額が5兆ウォンを超え、今後も年間売上が前年比15~20%成長すると予測している。
彼は、サムスンバイオが世界一の生産能力を維持し続けることを強調し、2027年の竣工を目指す第6工場の計画も明らかにした。
この工場の稼働により、総生産能力は96万4000リットルに達し、特に抗体薬物複合体(ADC)の生産が期待されている。
ADCは、がん細胞を選択的に攻撃する新しい抗がん剤として注目されており、今後の市場成長が見込まれている。
一方、セルトリオンの徐廷珍会長も新薬開発やCDMO事業についての計画を発表し、スタートアップ企業との協力を強化する意向を示した。
さらに、SKバイオファームも新たな合弁法人設立を発表し、北米市場でのAI基盤のてんかん管理プラットフォーム事業に乗り出すことを明らかにした。
これらの動きは、韓国のバイオ産業が国際的な競争力を高めていることを示しており、今後の展開が注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/28a5c10a5d65ba11ce26d36917542ff05fe04133