ispaceの月着陸船「レジリエンス」が安定した航行状態を確立し、ミッション2は前回よりスムーズに進行中。今後の月スイングバイに向けた準備が進められています。
この船は、米フロリダ州のケネディ宇宙センターからSpaceXのロケット「Falcon 9」により2023年1月15日に打ち上げられました。
打ち上げから約2時間後には地上との通信が確立され、姿勢も安定し、太陽電池パネルを展開して電源供給が可能になりました。
現在、RESILIENCEは高度15万5000kmで地球を周回中です。
ispaceのCEO、袴田武史氏は、打ち上げが予定通り進行していることを強調し、安心感を示しました。
最高技術責任者の氏家亮氏によれば、ミッション2は前回のミッション1よりもスムーズに進行しているとのことです。
ミッション1では通信確立に手間取った経験を生かし、運用や判断を改善した結果、スムーズな進行が実現しました。
今後、RESILIENCEは初回の軌道制御マヌーバを実施し、約1カ月後には月スイングバイを行う予定です。
このスイングバイはミッション1にはなかった新たな挑戦であり、難易度が上がるとされています。
RESILIENCEは、5月末から6月初旬に月に到着する見込みで、今後も多くの工程をこなす必要があります。
ミッションの成功には、打ち上げ準備から着陸後の安定状態確立までの各段階が重要であり、すでにいくつかのサクセスが達成されています。
これにより、将来の月探査ミッションに向けた重要なデータが収集され、さらなる技術の向上が期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3113adc79db4cb183d35202b4595a04ea8200bae