阪神大震災から30年、平田教授が地震の傾向と防災の重要性を語る。今後も大規模地震の発生が予想され、備えが必要と強調。
阪神大震災以降、内陸部での深さ30キロ以内の震源から発生したマグニチュード7以上の大規模地震は、過去30年間に6回発生しており、今後も同様の頻度で地震が起きる可能性が高いと平田教授は警告する。
地震観測網の整備により、全国的に高精度なデータが取得できるようになり、全国地震動予測地図や緊急地震速報が導入されたことは大きな進歩だと評価している。
しかし、プレート境界での前兆現象の観測は依然として難しく、南海トラフ地震の予知は科学的に複雑であり、次回の地震予知には間に合わない可能性が高いと述べた。
平田教授は、今起きている現象を正しく理解し、備えることが防災において最も重要であると強調した。
彼は、地震学はいつどこで起こるか分からないからこそ、備えが必要であるという点を伝え、正確な情報をもとにした防災対応の重要性を訴えた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/12e487912be51df038a93b73269793ab9a331257
阪神大震災から30年が経過し、平田教授が防災の重要性や今後の地震傾向について語ったことに対して、多くのコメントが寄せられたようです。
コメントの中では、耐震補強の必要性が強調され、特に昨年の能登の地震において、耐震補強が行われていれば多くの命が救われたのではないかという意見がありました。
このことから、住民自身の「人災」としての側面が指摘され、政府による耐震補強の義務化を求める声も上がりました。
さらに、倒壊した家屋によって他の人々が被害を受けることは許されないとの意見もあり、公共の福祉を重視する姿勢が見られました。
また、平田教授が述べた地震動予測地図の理解についても多くのコメントがありました。
地震動予測地図は、一般の人々にはその内容が理解されていないという指摘があり、特に「地震予測」と混同されることが問題視されていました。
地震学の進歩により、地震の発生時にどの範囲がどの程度揺れるかを予測する精度が向上したことが評価される一方で、実務上の有用性について疑問を呈する意見もありました。
さらに、備蓄や家具の固定に関する意見もあり、地震が起きる場所や状況に応じた備えの重要性が強調されました。
自分がどこにいるときに地震が発生するのかが最も重要であるとの考え方が示され、具体的な行動の必要性が訴えられました。
最後に、正しい確率を出すことへの期待や、リスクを受け入れる姿勢も見受けられ、多様な意見が交わされたことが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
耐震補強は30年前の阪神大震災の教訓から始まったのだが、昨年の能登の死者は耐震補強をしていれば半数以上は減らせた。
平田氏は、地震計と地殻変動の測定機器が配備され、高精度なデータが取れるようになったとおっしゃいます。
備蓄や家具の固定もいいのだけど、自分がどこにいる所で起きるかが1番のポイントだと思います。
正しく理解し備えを、では正しい確率を出してください。
自分は残り20%にかける。