イーサリアム「Pectra」アップグレードの詳細とタイムライン

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イーサリアムの大型アップグレード「Pectra」が2月にテストネット、3月にメインネットでリリース予定。ユーザー体験向上やステーキングの効率化が期待される。

要約するとイーサリアムの次期大型アップグレード「Pectra」のタイムラインが、1月16日に開催された開発者会議で公開されました。

この会議は、イーサリアムの実行層(EL)に関わる開発者が定期的に行うオンライン会議で、YouTubeで生配信されています。

「Pectra」は、2月中にテストネットで実行され、3月にはメインネットでのリリースが予定されています。

当初はイーサリアム史上最大のアップグレードとされていましたが、複数の変更を同時に実装することによるネットワークの不安定性を考慮し、昨年9月にアップグレードを2つに分割する提案が認められました。

「Pectra」の主な実装には「EIP-7702」と「EIP-7251」が含まれています。

「EIP-7702」は、イーサリアムの共同創業者であるヴィタリック・ブテリン氏が提案したもので、ウォレットのユーザー体験を向上させることを目的としています。

このアップグレードにより、通常のアカウントとして利用されているEOA(外部所有アカウント)を一時的にスマートコントラクトとして扱うことが可能になり、既存のスマートコントラクトに追加の実装を行わずにEOAにさまざまな機能を導入できるようになります。

一方、「EIP-7251」は、バリデーターがステークできる最大量を32ETHから2,048ETHに増加させるもので、これにより大きな額をステーキングしたいユーザーが複数のノードに分割せずに1つのノードで行えるようになります。

この変更により、ステーキングの開始がよりスムーズに行えることが期待されています。

昨年11月には、「Pectra」のテストのために短期間のテストネット「メコン」がリリースされました。

この名称は、昨年11月12日に開催されたイーサリアムの大型開発者カンファレンス「デブコンシー」に由来しています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f99d45af74f3f8af3d579e6386d64b76071886ee

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