日本の衆院選で与党が過半数割れ、中国メディアは影響は小さいとの見解を示す。
国営新華社通信は「連立政権が脅かされている」と報じ、選挙結果が日中関係に与える影響については、人民日報系の環球時報が「全体として、あまり大きな影響は与えない」との見方を示しました。
石破茂首相の政権発足後、中国は対日関係の安定化を図りたい意向を持っているため、今後の日本の政局の変化に注視しています。
新華社は、牧原秀樹法相や小里泰弘農相、公明党の石井啓一代表が落選したことを強調し、石破政権が維持できるかが焦点であると報じました。
また、環球時報は、石破政権が国会で大きな制約を受け、政権運営に困難を伴うとの見解を伝えました。
遼寧大学の呂超院長は、選挙結果が日中関係に与える影響は限定的であるとしながらも、自民党がこの惨敗を機に、日本の国益に資する外交や政策を考えることを望むと指摘しました。
中国側は、日本が米国に追従して「対中包囲網」に加わっていることに対して反発の姿勢を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0f51886c5e9f514c924a499729e4fd4dea3103fa
衆院選の結果、与党が敗北したことに対するネットのコメントでは、中国メディアがこの結果に注目し、日中関係への影響を懸念する声が多く見られました。
特に、国民の嫌中感情が強く、親中姿勢を取る政党に対する不満が高まっていることが指摘されていました。
多くのコメントが、与党が中国に対して弱腰外交を続けることは国民にとって命取りになると警告しており、国民民主党や立憲民主党などの新たな勢力が伸びる可能性があるとの意見もありました。
また、中国に対するビジネスだけの付き合いが望ましいとの意見や、政府の対応に対する不満も目立ちました。
さらに、中国の国力が強化される中で、他国に対する影響力が増すことへの懸念も表明されていました。
全体として、与党の敗北が今後の日本の外交政策や国内政治にどのように影響を与えるのか、国民の関心が高まっていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
石破政権は外交でも大きな制約を受けるだろう。
基本的に中国とはビジネスだけの付き合いで、私の周りで中国好きはいない。
自民党は今や保守ではない。
中国にとって、今回の衆院選の結果はまさに待ち望んでいた結果だろう。
与党敗北により政界に蔓延る行き過ぎた親中の流れが少しでも後退して欲しい。