Seagateが新型36TB HDD「Exos M」のサンプル出荷を開始。データセンター向けに大容量化を実現し、コスト削減も可能に。
要約するとSeagateは、21日に最大36TBの容量を持つ新型HDD「Exos M」のサンプル出荷を開始したと発表しました。
この製品は、大規模データセンター向けに設計されており、ストレージの大容量化を実現しています。
Exos Mは、Seagateの独自プラットフォーム「Mozaic 3+」を利用しており、熱補助型磁気記録(HAMR)技術を採用することで、記録密度を向上させています。
具体的には、1枚のプラッタあたり3.6TBの記録が可能で、10枚のプラッタを用いることで最大36TBのストレージを実現しています。
この技術により、データセンターは同じ設置面積内でストレージ容量を3倍以上増やすことが可能となり、1TBあたりのコストを25%、消費電力を60%削減できるとしています。
さらに、SeagateはDell Technologiesなどの大手クラウドサービスプロバイダ(CSP)と連携し、最大32TBのExos Mの量産出荷を進めており、今回の新型36TBモデルのサンプル出荷により、今後の市場展開が期待されています。
これにより、データセンターの運用効率が向上し、企業のコスト削減にも寄与するでしょう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ad65b3c46b0da827c9138162acfe4629778933b3