ロシアの車両保管施設から旧ソ連製のBTR-50装甲車が撤去され、戦闘に投入される中、ドローンの脅威が増し、これらの車両の損害が懸念されている。
2022年5月、独立系アナリストがロシア極東のアルセーニエフにある第1295中央戦車修理保管基地での動きを記録し、63両のBTR-50が撤去されたことを報告した。
この数は2個大隊分に相当し、ロシア軍は新たに数百人以上の兵士をさまざまな地形に輸送できる手段を得た。
しかし、アナリストのHighmarsedはこの状況には暗い側面もあると指摘しており、今後BTR-50の損害が増えると予想している。
実際、Oryxによると、すでに10両の損害が確認されている。
生き残ったBTR-50は戦闘に使用され続けており、新たな砲塔や追加装甲を装備したものも存在する。
ウクライナ軍の自爆ドローンの脅威が増す中、ロシア軍の車両は掩蔽された場所から出ることが非常に危険になっている。
BTR-50のような旧式の車両は、現在の戦争ではむしろ珍しくなくなりつつあり、ドローンの優位性が強まる中で、ロシア軍のあらゆる車両は「絶滅危惧種」となっている。
BTR-50は重量約14トンで、最大20人の兵員を搭載可能であり、1954年に就役し、長年にわたってソ連軍の主力戦闘車両として使用されてきた。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3b9fcefc7c5fe123b4f045cf2f3e3e468a0282c4
コメントは、ロシア軍のBTR-50装甲車の現状や戦局の厳しさについて多様な意見が寄せられました。
特に、ロシア軍には歩兵戦闘車が不足し、戦傷者や高齢の兵士が動員される状況が指摘されていました。
ウクライナ側も、敵兵の顔を見ながらの戦闘が心の負担を増やしているという意見があり、兵士たちのPTSDが心配されていました。
また、ロシアの装備の状態が悪化しているという報告もあり、冷戦時代の備蓄がほとんど使えない状態にあるとのことでした。
さらに、ロシアの生産能力が限られているため、戦力の回復には時間がかかるという見解もありました。
戦局が大きく変わる可能性は少ないものの、ロシアの疲弊が進んでいることが評価されていました。
日本の視点からは、潜在的敵国の戦力縮小が自国にとっての防衛力強化につながる一方で、危機的な状況である可能性も指摘されていました。
全体として、ロシアの軍事力の低下とウクライナの苦境が互いに影響し合う複雑な状況が浮き彫りになっていました。