神戸市の6歳児虐待死事件を受け、第三者委が市の対応を検証し、再発防止策を提言しました。危機感の共有が重要とされています。
この事件は令和5年6月に起こり、修ちゃんは家族からの暴行を受けて死亡し、遺体はスーツケースに入れられて遺棄されました。
報告書では、市の初動対応のミスや情報共有の不足が指摘され、「危機感が共有され、生かされていれば、死を防ぐことができたかもしれない」との見解が示されています。
事件の発端は5年4月20日、保育園の職員が修ちゃんの体にあざを見つけたことでした。
4月24日には区役所に通告が行われ、その日のうちに家庭訪問が行われたものの、修ちゃんに会えませんでした。
続いて5月1日に再訪問し、修ちゃんと面談した際には耳の上にあざが確認されたものの、一時保護には至りませんでした。
報告書は、通告受理後48時間以内に児童の安全確認が行われておらず、一時保護が望まれるタイミングが4回あったことを指摘しています。
また、職員間で危機感が共有されていなかったことも問題視されており、再発防止策として航空・医療業界で採用される安全管理の仕組みの導入や、虐待が疑われた場合には子供の安全確保を最優先とすることが提言されています。
第三者委員会は5年9月から5回の会合を重ね、関係機関へのヒアリングを通じて問題点をまとめました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/37fb4dbaaac3b93a1de8ea3f16fd12228f53b02d
コメントでは、神戸市での6歳児虐待死事件に対するさまざまな意見が寄せられました。
多くの人が、虐待が疑われる家庭に対して権力が強く介入できない現状を問題視し、職員の感覚に頼るだけでは再発を防げないと考えていました。
また、メディアでの報道があったにもかかわらず、具体的な対策が取られていないことに驚きを示す声もありました。
さらに、児童相談所の責任者が無責任な判断を下した結果、子供が守られなかったことを批判する意見もありました。
現場の職員は人手不足や業務過多で苦しんでおり、実際に動きたくても動けない状況があることが指摘されていました。
このような背景から、再発防止策が十分でないことへの不満も多く、具体的な改善策が求められていました。
全体として、コメントは児童相談所や保育士の努力を認めつつも、制度や体制の改善を強く求める内容が目立ちました。
ネットコメントを一部抜粋
結局のところ虐待が疑われる家庭に何かしらの権力が積極的に強く介入できないのが一番の問題だと思う。
マスコミで心愛さんや心結さんの虐待死事件が大々的に報道されていたのに、驚きしかない。
現場の直接当たる方々は危険性を提言したけど、児童相談所の所長は無責任な判断で見殺しにした事案。
家庭という密室で行われる虐待、親が虐待する子を行政がどう守るかが問題だと思う。
子供家庭センターも限界やろ。
相談者が増えすぎてパンク状態だ。