日産のEVのルーツ「たま」は、70年以上前に登場した世界初の量産EVで、当時の石油不足を背景に開発されました。小型で可愛らしいデザインの「たま」は、現代のEVにも通じる設計が施されています。
「たま」は1945年の終戦直後、日本が石油不足に直面していた時代に、電力供給が可能な水力発電を利用して開発されました。
製造したのは東京電気自動車で、後に日産に吸収合併されました。
「たま」は丸っこいフォルムと可愛らしいデザインが特徴で、当時の性能試験では航続距離96kmを達成しました。
ボディサイズは現在の軽自動車よりも小さく、後輪駆動のモーターは3.3kW（約4.5馬力）で最高速度は35km/h。
バッテリーは鉛電池で、約6.48kWhの総電力量を持ち、当時の公的な性能試験では実用的な航続距離を実現していました。
「たま」の設計には、現代のEVにも通じる要素が多く、70年以上前からEVの基本的なパッケージは変わっていないことが示されています。
カーボンニュートラルが求められる現代においても、モビリティのゼロエミッション化は避けられない流れであり、EVシフトは今後も進むと考えられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3515aaa4bb9b9bd1bf8e8520845e74ff215382c7
日産のEV「たま」に関するコメントでは、電気自動車（EV）の歴史が非常に長いことや、19世紀後期にすでに電気自動車が発明されていた事実が指摘されていました。
コメントの中には、当時のガソリンエンジン自動車との競争や、特に戦時中の配給制がEVの需要を一時的に高めたことが述べられていました。
また、充電時間や航続距離の短さが現在でも課題として残っていることが強調され、これがEVの普及を妨げている要因の一つであると考えられていました。
さらに、「たま」がもっと評価されていれば、バッテリー技術が進化し、現在のスマートフォンや家電製品にも良い影響を与えていたかもしれないという意見もありました。
加えて、当時の社会背景や技術の進化についての考察があり、特に日本の自動車メーカーが現在のEV市場で苦境に立たされていることが指摘されていました。
過去の技術が現代にどのように影響を与えたのか、またそれを踏まえた未来の可能性についても考えさせられる内容でした。
ネットコメントを一部抜粋
EVは未来を感じる先進性な乗り物だと認知されていた。
当時、ガソリンが配給制だったため、電気自動車の需要が高まった。
もし「たま」が評価されて普及していたら、バッテリー技術が進化していたかもしれない。
日本の技術力は世界のトップを走っていたが、今や取り残されている。
この時代に電気自動車の歴史が終わっていたという意見があった。