グラム上院議員がトランプ大統領の恩赦について苦言を呈し、警察官への暴力を正当化することはできないと主張。党内で意見が分かれる中、警察組合も非難の声を上げている。
グラム氏は南部サウスカロライナ州選出で、トランプ氏の支持者として知られています。
彼は事件当時、議会におり、警察官に守られていた経験があります。
インタビューでは、重傷を負った警察官マイケル・ファノン氏に暴行を加えた男が禁錮12年の判決を受けた後に赦免されたことについて意見を求められ、「私は好きではない。
国民の大半も好ましくないと思っているはずだ」と答えました。
ファノン氏は、自身の被害体験を綴った著書『ホールド・ザ・ライン』を出版しており、亡くなった警察官たちを「民主主義を守る防御線」と表現し、広く共感を呼んでいます。
警察官は共和党の伝統的な支持基盤であり、今回の恩赦に対して全米最大の警察組合も「危険なメッセージ」と非難しています。
一方、バンス副大統領は、警察官に対する暴力は正当化できないと指摘しつつも、トランプ氏による恩赦の決定を擁護する姿勢を示しています。
このように、トランプ氏の恩赦に対する意見は党内でも分かれており、今後の政治的影響が注目されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e23fa158ab65d3bdc06eda871c2ef225e15ac9fe
トランプ氏が恩赦を与えたことで、党内対立が深刻化し、警察や市民の間に不安が広がったという意見が多く見られました。
特に、1月6日の連邦議会襲撃事件に関与した者たちに恩赦を与えたことは、暴力を助長する危険性があると指摘されていました。
恩赦を受けた者たちに対する市民の怒りが高まり、正義感から私刑を考える市民が出てくる可能性も懸念されたのです。
また、トランプ氏の行動が支持者に与える影響についても議論があり、彼の言動が暴力を容認するメッセージとして受け取られることが、今後のアメリカ社会における分断をさらに深めるのではないかと危惧されていました。
さらに、次の選挙において共和党にとって不利に働く可能性や、トランプ氏が自己の利益のために政治を利用しているのではないかという意見もありました。
全体として、トランプ氏の恩赦がもたらした影響は、アメリカの政治や社会に深刻な波紋を広げたと考えられています。
ネットコメントを一部抜粋
連邦議会襲撃事件は大統領選挙の結果という民主主義の根幹を暴力で覆そうとした事件。
都合の悪いことは暴力さえも容認するというトランプの卑劣極まる言動は極めて危険だ。
この事案は次の選挙に少なからず影響するだろう。
私はトランプを評価していて、それは、他の世界中のどの政治家・企業経営者も持ちえない稀有な「能力」を持っているから。
恐ろしいのは「トランプ支持者は犯罪を犯しても大丈夫」というメッセージを国内外に知らしめた事だ。