GMがテスラを抜き、急成長するEVメーカーとなった背景には、マスクの注意力の分散や新型エクイノックスEVの成功がある。バッテリー分野でも元テスラ幹部を起用し、コスト削減を進めている。
まず、テスラのCEOイーロン・マスクの注意力が、同社の多様なビジネスや政治的役職に分散しているため、競合他社がその隙を突いて成長を遂げています。
特にGMは、2024年のEV販売台数が前年比50%増の約11万4000台に達し、過去最高を記録しました。
この成長の背景には、テスラのモデルYと競合する新型エクイノックスEVの投入があります。
対照的に、テスラは約63万台を販売しましたが、前年からは5.6%の減少を見せています。
これは、特にカリフォルニア州におけるテスラのブランド力の低下と関連しており、マスクの物議を醸す言動が影響を及ぼしていると考えられます。
さらに、GMはテスラの市場シェアを奪うだけでなく、バッテリー分野にも注力しています。
GMは、テスラの元幹部でバッテリーに精通したカート・ケルティを新たに雇用し、EVの収益性を最大限に引き上げるための取り組みを強化しています。
ケルティは、テスラの初期から関与し、バッテリーパックの開発において重要な役割を果たしてきました。
GMのコスト削減戦略は、中国のバッテリー生産モデルを参考にしており、リチウムやグラファイト、コバルトなどの原材料を供給するサプライチェーンを北米に再構築し、垂直統合を進めることにあります。
このように、GMはテスラとの競争において、戦略的な人材の起用や供給チェーンの見直しを通じて、急速な成長を実現しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/25ad06d2cffd11de51df799c7a8236d19dfe4de4
コメントでは、GMがテスラを抜いたという報道に対して多くの疑問が寄せられました。
特に、EV市場の現状や今後の展望についての懸念が強く、価格や航続距離の問題が指摘されました。
多くの人々が、現行のEVにはまだ多くの問題点があると感じており、全固体電池やファイバー電池といった新技術の商業化が待たれている状況でした。
また、EVの価格が高いことが購入をためらう大きな要因であり、3万5000ドル以下になると検討する層が増える可能性があるとの意見もありました。
さらに、GMの業績についても懸念が示され、赤字が続くEV部門や、テスラの廉価モデルの発売が影響を及ぼすとの指摘がありました。
これらの意見から、GMがテスラを抜いたという主張には慎重な見方が多く、今後のEV市場の動向に注目が集まっていることが伺えました。