NECのCDプレーヤー「CD-10」をメンテナンスし、接着剤の劣化による故障を修理。音質は鮮烈で、古い機器の魅力を再発見。
著者は、自身が30年前に購入したCD-10を含む2台のプレーヤーを修理することに決めました。
1台は故障しており、もう1台はオーディオ評論家から譲り受けたものです。
メンテナンスの過程で、主な故障原因は光学ピックアップの劣化ではなく、接着剤の経年劣化による金属部品の腐食であることが判明しました。
CD-10は1989年に発売された中級機であり、その音質は非常に高く評価されていますが、設計にはいくつかのユニークな特徴があります。
特に、音質向上のためにカップリングコンデンサが省略されている点が挙げられます。
メンテナンス作業では、固まった接着剤の除去や腐食した部品の交換が必要となり、特にオーディオ基板の修理が難航しました。
最終的に、両方のCD-10が復活し、試聴した結果、鮮烈で強烈なサウンドを再現することができました。
著者は、メンテナンスを通じてCD-10の音質や設計について新たな理解を得たことを喜び、古い機器のメンテナンスの楽しさを再確認しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/757d6c4c4b6e77d0d72479b1b32a6c0be19ce92c
コメントには、NECのCD-10メンテナンスに関する体験や感想が多く寄せられていました。
特に、修理や整備の難しさについての意見が目立ちました。
工業製品としての特性から、性能重視の設計がされているため、故障時には他の部品にも影響が出る可能性があると指摘されていました。
また、新しい機種への買い替えが、ユーザーにとってもメーカーにとっても良い選択肢であるとの意見もありました。
さらに、NECが過去にオーディオ製品を手がけていたことを知らない若い世代に対する感慨や、現在のNECの事業内容についての疑問も寄せられていました。
DIYに関心があるコメントもあり、特にオーディオ機器の修理に挑戦したいという気持ちが表現されていました。
経年劣化や汚れ、熱変化による故障は避けられない現実であり、それらの原因を理解し、自分で修理できるスキルがあればコストカットや愛着が湧くといった意見もありました。
一方で、基板がエポキシで固定されていると、メンテナンス性が悪くなることへの不満も見られました。
全体として、NECの製品に対する愛着や、メンテナンスの難しさを共有する温かいコメントが多く寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
工業製品だから、修理や整備性よりあえて性能に振ったのかもしれませんね。
経年劣化やホコリや汚れや熱変化などで、家電製品はいつかは壊れます。
自分で修理できるなら、コストカットにもありますし、愛着も湧いてきますし。
基板にエポキシでガッツリ固定されてると萎える。
半導体基盤の修理は大変ですね。