三菱自動車が日産自動車大学校に「アウトランダーPHEV」を寄贈し、整備士育成を活性化する取り組みを発表しました。少子化による人材不足に対応するため、両社は共同施策を進めています。
要約すると三菱自動車工業は、2月2日に日産自動車大学校 京都校に「アウトランダーPHEV」を寄贈し、その式典を開催しました。
この寄贈は、少子化や若者のクルマ離れによって減少している自動車整備士の担い手を育成するための共同施策の一環であり、三菱自動車と日産自動車大学校がアライアンスを組んで展開しています。
三菱自動車は自動車整備専門学校を持たないため、日産自動車大学校で取得した資格を三菱自動車の資格として認定する取り組みを進めており、これにより卒業生は両社の販売店で働くことが可能になります。
寄贈されたアウトランダーPHEVは、内燃機関車と電動車両の両方のコンポーネントを持つため、学生にとって最適な教材として利用される予定です。
三菱自動車の山西氏は、整備士を増やすための取り組みを進めてきたことを強調し、学生が普段触れることのないPHEVの機構を学ぶことを期待しています。
日産自動車大学校の川嶋校長は、日本の整備士不足の問題を指摘し、留学生がその不足を補っている現状を述べました。
また、学生の募集に関する取り組みとして、販売会社との連携を強化し、奨学金制度を導入していることも紹介されました。
日本人学生の半数以上が留学生であることから、整備士の育成が国際的な課題であることも示唆されています。
全体として、三菱自動車と日産自動車大学校の取り組みは、自動車業界の未来を見据えた重要な一歩となっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c4d5351028ee7d259d60251064956a20e25787d4