米ジェットブルー機の車輪格納部で、ドミニカ出身の密航者2人の遺体が発見され、航空セキュリティへの懸念が高まっています。死因は窒息死とされています。
遺体は1月6日にニューヨーク市からフロリダ州の空港に到着した際に見つかり、法執行当局によると、死因は窒息死であり、遺体はひどく腐敗していたとのことです。
この航空機は、ドミニカ共和国のグレゴリオ・ルペロン国際空港を出発し、ニューヨークのJFK空港を経由した後、フロリダ州のフォートローダーデール空港に到着しました。
フライト情報によると、約33時間後に遺体が発見されたことになります。
米連邦航空局(FAA)は、機長に対しフライト前に外部点検を義務付けており、機体の外板や着陸装置の確認が含まれていますが、エアバス機の車輪格納庫のすべての部分が点検対象にはなりません。
元パイロットのジョン・コックス氏は、パイロットが車輪格納庫の内側のドアを開けることは通常ないと述べ、密航者がその中に入り込んでいた場合、発見が難しいと指摘しています。
また、ジェットブルーは整備クルーの点検頻度についてのコメントを避けています。
航空安全の専門家であるメアリー・スキアボ氏は、密航者がドミニカ共和国で飛行機に乗り込んだ可能性が高く、これはドミニカの空港でのセキュリティが突破されたことを示唆しています。
米国の運輸保安庁(TSA)は、ドミニカ共和国の空港が米国の基準を満たしているか確認する責任があり、TSAの広報担当者は、外国の空港との協力を通じて航空システムの安全確保に努めていると述べています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5530cccec136f6aa660dc0b9a2fff4196d6301be
米ジェットブルー機で密航者の遺体が発見されたというニュースに対し、ネット上にはさまざまなコメントが寄せられました。
多くの人が、ジェット旅客機が高高度を飛行するため、酸素が薄く、気温も極寒であることから、密航が不可能であることを理解していました。
そのため、密航者がどのようにして生存できたのか、また腐敗が進んでいた理由について疑問を呈する声が多くありました。
特に、腐敗の進行が早かった点に驚く人が多く、通常の環境では考えにくいと指摘されていました。
また、教育の重要性に触れるコメントも多く、特に先進国においては、飛行機の運航条件についての基本的な知識があるため、密航を試みること自体が自殺行為であると考えられていると述べられました。
さらに、セキュリティの問題についても言及され、旅行客や空港係員以外の人間が飛行機に近づけることができる状況が、テロリストによる危険性を高めると懸念されました。
一部のコメントでは、過去の事例や他国の状況と比較し、日本の保安基準についても疑問を呈する意見がありました。
全体として、今回の事件は航空セキュリティの見直しを促すものであり、教育や知識の重要性が再認識されるきっかけとなったようです。
ネットコメントを一部抜粋
ジェット旅客機は高高度を飛行するから、酸素が薄く人間は生きられないとか、気温が氷点下50度にもなるから凍死してしまう。
今回不思議なのは、「ひどく腐敗していた」という部分ですね。
上空10kmを飛ぶ飛行機、機内客室や貨物室の一部は与圧されているが、ギアの格納庫は与圧されていない。
テロリストが容易に爆弾等を設置出来るって事なので空港のセキュリティーを改善しないと危険では?
密航者だったから被害がその人だけで済んでいるが、教育の必要性を感ずる。