日米首脳会談で、トランプ氏の二国間重視と多国間協力の重要性が問われる。首相は信頼関係を築けるかが焦点。
しかし、トランプ氏は再選後、日本を含むインド太平洋地域における安全保障に関して目立った発信を行っておらず、日本政府はその出方を読み切れていない状況です。
首脳会談では、対中抑止の協調姿勢を国際社会にどのように打ち出せるかが焦点となります。
首相は、トランプ氏が好むディール外交が、法の支配を重視する「自由で開かれたインド太平洋」の取り組みと矛盾しないかと問われ、「法の支配は米国と共有するもので、齟齬は生じない」と強調しました。
特に、中国の覇権主義的行動への対抗策として、新興国のインドを含む日米豪印の協力枠組み「クアッド」の重要性が増しています。
バイデン前大統領はこの枠組みを推進しており、トランプ氏の就任式翌日にはクアッド外相会合が開催されました。
しかし、トランプ氏が二国間の取引を重視するため、クアッドが停滞する事態を日本政府は懸念しています。
首脳会談でトランプ氏からクアッドへの積極的な姿勢を引き出せるかが、会談の成果を大きく左右することになるでしょう。
また、首相は1月にマレーシアを訪問し、米国の地域への関与が国益にかなうと語ったものの、首相自身の外交姿勢にも懸念が残ります。
特に、中国との経済的結びつきが強いインドネシアとの関係に配慮しつつも、米国と中国の間でのバランスを取る姿勢が、同盟国との信頼関係に影響を及ぼす可能性があります。
トランプ氏が個人関係を重視する中で、首相が信頼関係を築けなければ、日米関係に悪影響を及ぼす恐れもあります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a9045cb6b7f2261c73282e61ab6982404cfbccdc
コメントの内容では、日米首脳会談におけるトランプ氏の姿勢が注目されており、多くの意見が日本の外交政策に対する懸念を示していました。
特に、日本の指導層が外交を国際親善と誤解しているという指摘があり、実際の外交は自国の利益を守るための戦略であるべきだとの意見が強調されていました。
また、日米同盟が日本外交の基軸であるにもかかわらず、最近の政府の対中融和が目立ちすぎるとの懸念もありました。
トランプ氏がアメリカファーストを掲げている中で、日本がどのように交渉を進めるべきかについても議論がありました。
特に、トランプ氏が日本からの経済的利益を求める姿勢が見受けられ、日本の負担が増える可能性についても懸念が広がっていました。
さらに、石破氏の外交能力に対する疑問や、彼がトランプ氏とどのように向き合うべきかについての意見も多く見られました。
全体として、トランプ氏との関係構築が日本にとって難しい課題であるとの認識が共有されていました。
ネットコメントを一部抜粋
外交は武力を使わない戦争である。
日米同盟が日本外交の基軸のはずだが、対中融和が目に余る。
トランプにとって「同盟」は美しくないことばの一つだと思う。
石破総理はオーソドックスにトランプと相対するべきだ。
石破では無理だろうな。
へこへこして、足元を見られるだろう。