北朝鮮の金正恩国務委員長が19日、平安南道成川郡の工場建設現場を再訪し、地方発展政策の重要性を再確認しました。金委員長は、今年推進する20か所の地方工業工場の建設を完了させるよう指示し、地方発展に関する「20×10政策」の初年度において、確信性のある成果が達成されたことに満足感を示しました。この政策は、毎年20市・郡に現代的な工場を建設し、10年以内に国民の生活水準を向上させることを目的としています。金委員長は、2024年12月に予定される全員会議で、今年の成果を総括し、今後の発展に向けた重要な指示を出す必要性を強調しました。また、成川郡の工場は今年2月に着工され、金委員長はその進捗を見守ってきました。現地指導には党幹部も同行し、金委員長は「年末までに20市・郡の工場建設を完璧に終えることが重要」と述べ、2025年度の地方建設計画に関する指示も行いました。これにより、北朝鮮の地方発展に向けた取り組みが今後も続くことが示唆されます。
この記事では、年末年始に帰省する子世代が、離れて暮らす高齢の親の生活実態に気づかない理由について考察されています。社会学者の春日キスヨ氏は、親が子どもに迷惑をかけたくないという気持ちが、子世代が親の異変に気づくことを難しくしていると指摘しています。特に、親と別居している場合、日常的に親の生活を把握する機会が少なく、入院や「ゴミ屋敷化」といった異常事態になって初めてその実態を知ることが多いとされています。家族間の関係性が、事実を冷静に受け止めることを難しくさせる要因ともなっており、特に母親が家事を担うことが多い場合、問題が外部に知られにくいとされています。記事では、具体的な事例として、87歳の夫婦が子どもに自分たちの健康状態や生活状況を隠し続けていたケースが紹介され、親の「子どもに迷惑をかけたくない」という思いが、逆に子どもへの情報伝達を妨げることが強調されています。また、親の異常事態に気づかなかった子どもたちの反応についても触れられ、近所の人が地域包括支援センターに連絡するほどの状況になって初めて、子どもが実情を知るというケースが多いことが示されています。この記事は、親の老いとそれに伴う生活状況の変化に、子世代がどう向き合うべきかを考える良いきっかけを提供しています。
漫画家の楳図かずおさんが10月28日に東京都内のホスピスで亡くなった。享年88歳で、死因は胃がんとされている。楳図さんは7月に自宅で倒れ、末期の胃がんと診断された後、9月からホスピスに入院。彼は「痛いのは嫌い」として注射や点滴を拒否し、内服薬のみを受け入れていた。亡くなる当日、彼はお気に入りのドリンク剤とおにぎりを所望し、「おいしい」と言った後に息を引き取った。楳図さんの人生は、愛と働くことが密接に結びついているという哲学に裏打ちされており、彼自身も高齢者になってからの愛の重要性を語っていた。精神科医フロイトの言葉を引用し、「愛することと働くこと」が人生において大事なことだと強調した。彼の作品『わたしは真悟』では、ロボットが自我を持ち、愛する人を守るためにエネルギーを変換する姿が描かれている。最後に残った文字が「ア」と「イ」であることから、愛とAIの関係を示唆している。楳図さんは男性の平均寿命を超え、まもなく90歳に達する年齢であり、彼の死は「天寿がん」と呼ぶにふさわしい終わり方だと評価されている。彼の死去に際して、愛の大切さを発信し続けたその偉大さが再認識されている。
2024年に配信予定だった新作アプリゲーム『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra』が、2025年春へと延期されることが公式サイトで発表された。このゲームは、人気アニメ『まどマギ』を基にしたもので、ポケラボが3Dグラフィックを用いてその魅力を表現することを目指している。延期の理由としては、さらなるクオリティアップを目指し、開発スケジュールの見直しが行われたとのこと。公式からは、リリースを楽しみにしているファンへの謝罪も述べられ、開発チームは引き続き尽力することが強調された。この発表に続いて、同じく『まどマギ』の新作映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ<ワルプルギスの廻天>』も、2024年冬から2025年冬への延期が決定しており、これに対してもファンから厳しい声が上がっている。ネット上では、「現場大丈夫か?」や「ユーザー舐めてるのか?」といった意見が散見され、ファンの間では延期が恒例化していることに対する不満も表明されている。過去にも『マギレコ』などのゲームが延期されたことから、ファンはある程度の忍耐を持っているものの、今回の一連の延期には疑問の声が多く寄せられている。公式は、ファンの期待に応えるために努力を続けると約束しているが、今後の展開に注目が集まる。
石破茂首相は、南米を歴訪しアジア太平洋経済協力会議(APEC)及び20カ国・地域(G20)首脳会議に出席したが、その外交振る舞いには多くの疑問が呈されている。特に、記念撮影への遅刻や、各国首脳との握手の際に座ったままで応じるなど、外交儀礼を欠いた行動が目立った。これにより、彼の外交力に対する批判が高まり、「外交大失態」との声も上がっている。石破首相は、カナダのトルドー首相やペルーのボルアルテ大統領との握手の際も、座ったままでの対応を選択し、その様子がSNSで拡散されることでさらなる非難を招いた。特に、外交評論家の山上信吾氏は、首脳が新首相の元を訪れる際に座っていることは傲慢であり、国際的な外交の場においては新参者として自ら挨拶に回るべきだと指摘した。また、腕を組んでの観覧も欧米の文化においては心を閉ざしていると解釈されかねない行動であり、国際関係において不適切であるとの見解が示された。さらに、習近平国家主席との会談では、石破首相が両手で握手に応じたことも親中姿勢を印象づける結果となり、米国のドナルド・トランプ次期大統領との早期面会が実現しなかったことが、政権の外交戦略における致命的な欠陥として浮き彫りになった。石破首相は自身のXアカウントで「コパカバーナの夜明けです」と投稿したが、これに対する反応は賛否が分かれ、「日本の夜明けはいつですか?」という批判的なコメントが相次いだ。こうした外交の不手際は、政権浮揚を狙う石破首相にとって大きな痛手となる可能性がある。
日本の石破茂首相がドナルド・トランプ次期大統領との面談を試みたが、日程調整に失敗し実現しなかった。石破首相は、安倍晋三元首相のようにトランプ政権スタート前に信頼関係を築くことを目指していたが、面談が不発に終わったため、代替策として「トランプ人脈」の構築に急いでいる。彼は南米の日程を終えた後、フロリダ州のトランプ氏の自宅を訪問する計画だったが、トランプ氏が閣僚人選の真っ最中であったため、面談は実現しなかった。そのため、首相補佐官の長島昭久氏を米国に派遣し、トランプキャンプの安全保障チームと接触することとなった。長島氏は防衛副大臣を務めた経歴を持ち、米日安全保障問題に関する事前協議が期待されている。さらに、外務省は国務長官に指名されたマルコ・ルビオ上院議員に期待を寄せており、彼は日本と深い関係を有するアジア通である。また、ウィリアム・ハガティ上院議員も注目されており、彼は過去に駐日大使を務めた経験がある。石破首相は、トランプ政権の発足にあたって、対立を避け、協力関係を築く努力をすると記者会見で述べた。こうした動きは、来年1月のトランプ政権発足後の早期米日首脳会談を模索するものであり、石破首相が政治的打撃を受ける中での重要な戦略となっている。
ウクライナ軍がアメリカから供与された長距離ミサイル「ATACMS」を使用して、ロシア領内を攻撃したことがロシア国防省によって明らかにされました。19日、ロシア国防省は、ウクライナ軍がATACMSを用いて国境近くのブリャンスク地方を攻撃したと発表しました。この攻撃において、ロシア側は5発のミサイルを撃墜したと報告していますが、そのうちの1発が軍事施設内に落下し、火災が発生したという情報もあります。ウクライナ側はATACMSの使用について具体的には言及していませんが、ゼレンスキー大統領は同日、ウクライナには長距離攻撃能力があり、自国製の長距離ドローンも保有していると述べ、ATACMSを含む全ての兵器を使用する意向を示しています。この発言は、ウクライナが今後もロシア領内への攻撃を継続する姿勢を強調するものであり、国際社会においても注目を集めています。ウクライナの軍事戦略の一環として、ATACMSの導入は重要な意味を持つと考えられ、今後の展開に影響を与える可能性があります。
Prime Videoは、Number_iが開催する「Number_i LIVE TOUR 2024 No.I」の最終公演を、12月24日にさいたまスーパーアリーナから独占ライブ配信することを発表しました。この公演は、全国7か所で行われるライブツアーの一環であり、12月24日はそのツアーのフィナーレとなります。Number_iは、9月23日に初のフルアルバム『No.I』をリリースし、ツアーは10月3日からスタートしました。公演は宮城、福井、兵庫、福岡、北海道、愛知、埼玉の7つの地域で合計26回行われる予定です。Prime Videoでの生配信は、Number_iの単独ライブとしては初の試みであり、これまでにTOBEアーティストが参加した「to HEROes 〜TOBE 1st Super Live〜」の配信を行っていたこともあります。Number_iは、ライブ配信を通じて世界中のファンに最高のパフォーマンスを届けることに意気込みを見せており、Prime Videoジャパンコンテンツ事業本部の石橋陽輔氏も、今回の配信が220以上の国と地域で同時視聴可能であることを強調しました。ファンにとっては、会場に足を運べない場合でも、素晴らしいクリスマス・イブをNumber_iと共に過ごすことができる貴重な機会となります。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、リモートプレイ専用のゲーム機「PlayStation Portal」の最新アップデートを発表しました。このアップデートの主なポイントは、ベータ版としてクラウドストリーミング機能が追加されたことです。これにより、ユーザーは自宅のPlayStation 5(PS5)と接続するのではなく、ソニーのクラウドサーバーから直接ゲームをストリーミングできるようになります。PS Portalは、PS5本体上で動作するゲームを映像としてストリーミングし、コントローラの信号を送ることで、WiFi環境さえあればどこでもPS5ゲームを楽しむことができる仕組みです。この新機能を利用するには、PS Portalの設定から「クラウドストリーミングゲーム(ベータ版)」をオンにする必要があります。クラウドストリーミングは、PS Plusプレミアムのサブスクリプションに含まれており、ゲームをダウンロードすることなく、カタログ内のストリーミング対応タイトルを即座にプレイ可能です。ただし、現時点では約120本のPS5ゲームのみが対応しており、PS4やPS3タイトルは利用できません。クラウドストリーミングの利点として、自宅のインターネット回線の上り速度に依存しないため、快適なゲーム体験が期待できます。さらに、クラウドセーブ機能も搭載されており、ゲームをクラウドで開始し、自宅のPS5で続きが楽しめるのも魅力です。なお、PS Portalのアップデートにはオーディオ設定の改善も含まれており、音量調整がより細かくできるようになっています。これにより、特にポータブルゲーム機としての利用時に、ユーザーのニーズに応える仕様となっています。