ホンダ、日産、三菱が経営統合を発表し、5~10年後の自動車産業の変革に向けたシナジー効果が期待されている。鴻海の関与については否定的な回答があり、リストラの重要性が強調された。
会見では、ホンダと日産が過去に発表した技術協業の内容が再確認され、特に新しい発表はなかったが、経営統合の進展が注目された。
特に報道陣が気にしたのは、台湾の鴻海(ホンハイ)の関与についての否定的な回答であり、日産の社長はアプローチがなかったと明言し、ホンダの社長も報道を初めて知ったと述べた。
これにより、鴻海の今後のコメントが期待される。
会見の前には、ホンダと日産の統合に関するリーク報道が多く見られ、鴻海が日産株を買収する可能性や、日本政府の介入についての憶測が広がっていたが、これらの話は両社の社長により否定された。
5年から10年先の自動車産業におけるシナジー効果として、車両プラットフォームの共通化や研究開発機能の統合、生産体制の最適化などが挙げられ、これは真のリストラの必要性を示すものである。
自動車産業は現在、100年に一度の変革期を迎えており、ホンダや日産はこの危機感から構造改革を進めている。
日本の自動車メーカーは、1960年代から大量生産・消費型の体制を築いてきたが、次世代に向けたリストラクチャリングを怠っていたツケが今、経営統合という形で現れている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/aa6cc28c997e05efcdc898e3b5c215144b432c64
大手自動車メーカーの経営統合に関するコメントでは、コスト削減やリストラの必要性が多くの意見として寄せられました。
特に、営業所や工場の統合による効率化が期待される一方で、リストラが避けられないとの見解がありました。
また、経営統合が消費者に与える影響についても懸念が示されました。
具体的には、統合によって車両の中身が同じになることに対する消費者の価値観の変化が指摘され、今後数年は革新車が出てこない可能性もあるとされました。
さらに、日産の経営に対する不透明感や、役員の数が多すぎることが問題視され、組織のガバナンスを改善する必要があるとの意見もありました。
統合の進展が遅いことや、EV市場の変化に対する対応の遅れも懸念され、経営戦略の見直しが求められました。
全体として、経営統合が成功するためには、スピード感を持った取り組みが必要だという意見が多く寄せられました。
ネットコメントを一部抜粋
大手企業同士の経営統合の強みとは、お互いに営業所や工場、下請け等が同じエリアに被る場合には、一つを廃止して集約・統廃合してコストカットする事に意義があるからね。
やはり憶測に基づいた報道の先走りが強かったですね。
統合話は、消費者側見ればマイナス面が大きい。
日産の経営が不透明でガバナンスに問題があるのは、役員の数が多すぎることが原因だと思う。
日産って働いている技術者はいいんだけど、昔っから経営人は国営企業的なところがあって60年代に傾き、90年代後半の経営不振もあった。