ロシアのプーチン大統領は、シリアのアサド政権崩壊に伴い権益を失う危機に直面。基地の維持に向けて反体制派との交渉を進めるが、状況は厳しい。
シリアのアサド政権が崩壊しつつある中、プーチン政権は中東だけでなくアフリカ諸国における影響力も失う恐れが高まっています。
ロシアはシリア国内に駐留する軍事基地を中心に、周辺国への私兵集団「ワグネル」や軍部隊を展開してきましたが、アサド政権の崩壊によりその戦略が揺らいでいます。
プーチン氏は、これまで「テロリスト」として扱ってきたシリア反体制派との関係を見直し、基地の権益を維持するための交渉を進めていますが、アサド政権下のように自由に基地を活用できる状況は考えにくいというのが現実です。
ロシアはソ連時代からシリアにおける権益を保持していましたが、ウクライナへの軍事介入が続く中、その貴重な利権を失う危機に直面しています。
プーチン大統領は12月19日の記者会見で、シリアに駐留する2つの軍事基地の重要性を強調し、相手国の利益に応じた行動が必要であると述べました。
特に、タルトゥース海軍基地はロシアにとって唯一の海外海軍基地であり、その戦略的な価値は非常に高いです。
フメイミム航空基地も、ロシアのシリア内戦介入において重要な役割を果たしていますが、今後の展開に不透明感が漂っています。
ロシアのシリアにおける立場は、アサド政権の存続とともに大きく左右されることが予想され、プーチン政権は新たな戦略を模索する必要に迫られています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4d2f144cd9f85a29f725540a7f72724801bb73e3
プーチン大統領がシリアにおいて権益を喪失する危機に直面し、新たな交渉を模索しているというニュースに対するコメントでは、ロシアの影響力が低下していることが多くの人々に懸念されていました。
特に、ウクライナ侵攻による国際的な孤立や、ロシアの軍事的な疲弊が指摘され、これがシリアにおける権益の喪失に繋がっているとの見解が示されました。
また、アサド政権がロシアに見放される可能性や、シリア内の複雑な権力構造についても言及されていました。
さらに、ウクライナの勝利が西側民主主義国にとっての重要な課題であるとの意見が多く、ロシアの覇権主義を防ぐために国際的な協力が求められていました。
全体として、ロシアの行動が周辺国に与える影響や、今後の国際情勢についての懸念が多く見られました。