日産とホンダの経営統合協議が打ち切られる可能性が報じられ、両社の企業風土の違いが障害とされるが、実際には成熟した企業同士の駆け引きに過ぎないとの見方もある。
昨年12月23日、両社と三菱が協業形態の検討に関する覚書を締結したが、ホンダが日産を子会社化する提案を行ったところ、日産側は拒否したとの報道があった。
日産は取締役会でホンダの提案に対して否定的な回答を示したが、正式なコメントは出ていない。
ホンダは以前から経営統合の可能性について慎重な姿勢を示しており、三部敏宏社長は「経営統合しない可能性はゼロではない」と発言していた。
経営統合には株主や社員、サプライヤーなどのステークホルダーの意向をまとめる必要があり、高いハードルが存在する。
しかし、経営統合が実現しなくても、各社が変革に向けた姿勢を示す機会となると考えられる。
さらに、企業風土の違いが統合の障害とされるが、日産とホンダはそれぞれの企業文化が変化しており、個性が強くないとの見方もある。
現在の両社は成熟期にあり、次世代事業に向けた経営的な駆け引きを行っている状況であり、企業風土の違いが経営統合の大きなハードルとはならないとされている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b7aae385e430c74b69a0b290a5e72119aecf7eca
日産とホンダの経営統合協議が破談となったことについて、ネット上ではさまざまな意見が寄せられました。
多くのコメントでは、両社の企業風土や実力差が影響したと指摘されており、特に日産の経営陣のプライドや意思決定の遅さが問題視されていました。
日産は独自の再建を目指す意向を示したものの、その体質が改善されない限り、将来的に厳しい状況が続くとの懸念が多く見受けられました。
また、ホンダの経営陣が日産に対して持つ評価も低く、統合によるシナジー効果が見込めないとの意見が多数ありました。
さらに、日産が他の企業と比較して技術や製品の魅力に欠けるとの意見もあり、ホンダとの統合が逆効果になる可能性が指摘されていました。
結局、両社の合併は難しいとの見解が広がり、今後の動向に注目が集まる結果となりました。
ネットコメントを一部抜粋
ホンダは考え方の違う日産と組むメリットよりデメリットの方が大きいし、日産も独自で再建するという答えを出したなら、独自で行けば良いと思う。
三菱は四半世紀に及ぶアライアンスで知った日産の経営手法からこの結果をある程度先読みし、協議を保留していた向きもある。
経営状況は違えどもどちらも日本を代表する企業であることは間違いない。
日産の意思決定の遅さ、子会社への反発、ホンダが次々に提案する度に日産の弱点が見えた。
日産としてはいったん子会社化はお断りとしつつ、経営陣の保身のために駆け引きをしてくるのではと思う。