ウクライナのゼレンスキー大統領が、具体的な安全保障を求める姿勢を示し、米国とのレアアース交渉にも前向きな意向を示しました。
彼は、ロシアとの戦争の解決策として欧州の「平和維持軍」が派遣される可能性について議論される場合、地上や水上、空中、防空、航空機、船舶に対する具体的な安全保障を求めていると述べました。
さらに、ゼレンスキー氏は、米国からの支援が保証される時代は終わったと警告し、欧州諸国に対して統一した軍隊と外交政策の確立を促しました。
米国防長官はウクライナのNATO加盟について現実的ではないと述べている一方、ゼレンスキー氏はNATOのような安全保障体制を構築する可能性を示唆しました。
加えて、彼は米国がウクライナに対して安全保障を提供する場合、レアアース(希土類)へのアクセスを保証することに前向きな姿勢を示し、「問題はウクライナが何を与えることができるかではなく、何を得ることができるかだ」と強調しました。
ゼレンスキー氏は、米国との協定の初期草案に閣僚が署名しなかったことを明かし、米国からの将来の軍事支援に関する「より詳しい計画」を早期に受け取ることを期待しています。
こうした協定に非常に関心を寄せているとしつつ、米国が具体的に何を提供するのかを明確にしたいと述べました。
また、トランプ米大統領は、米国がウクライナを支援する見返りを求めていることを示唆し、見返りがあれば米国は無駄な思いをしないと語ったことも触れられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/575b2041d62b04b5fb7aab8a4e8e3b6e6da10636
ウクライナ大統領のゼレンスキーは、具体的な安全保障を求める姿勢とレアアース交渉の展望について多くのコメントが寄せられました。
コメントの中には、ロシアと友好的な関係を築く国々への懸念が表明され、ウクライナがかつての緩衝地帯としての役割を果たすことで安全保障が得られるとの意見がありました。
また、ゼレンスキーとトランプの主張が食い違っていることに対する指摘もあり、トランプが過去の支援の対価としてレアアースを要求している一方で、ゼレンスキーは今後の支援の見返りとして具体的な安全保障を求めているとの意見がありました。
さらに、調印式でのトランプとのやり取りについて、ゼレンスキーが事前に内容を知っていたにも関わらず、急に署名を拒否したことに対する疑問も呈されました。
レアアースの採掘権を与えることで、アメリカからのさらなる支援を得られる可能性についても言及され、ウクライナにとって悪い話ではないとの見解が示されました。
また、アメリカに頼らなければ何もできないという厳しい現実も指摘され、欧州の平和維持軍派遣を支持する意見もありました。
全体として、ウクライナの安全保障と国際的な支援の関係について、多角的な視点からの議論が展開されていました。